「子供に名前を付けることの重みと覚悟」モロッコ、彼女たちの朝 センノカゼさんの映画レビュー(感想・評価)
子供に名前を付けることの重みと覚悟
パン屋を営み女手一人で娘を育てるアブラは、身重で行く当てのないサミアに一夜の寝床を貸す。
色々葛藤もありながら、そこから物語は展開します。
最後は、アブラもサミアも良い方向に展開する(ことを予感させる)。
映画を見る人も、何が大切なのかを教えられる。
登場人物はほぼ4人。セリフも極めて少ない。西洋の古典的絵画のような静かで落ち着いた映像の中で物語は展開していきます。
印象的なのは、アブラの娘ワルダの子供らしい可愛らしさと、もうひとつ・・・
「子供に名前を付けることの重みと覚悟」です。
上質な映画でした。
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