「巷の感想に~耳をすませば~、遠距離恋愛成就しても良かっただけしか残らない!」耳をすませば The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
巷の感想に~耳をすませば~、遠距離恋愛成就しても良かっただけしか残らない!
今回は「耳をすませば」実写版を 観に行きましたぜぃ!ヘぃダンナ~
原作漫画:1989年柊あおいさん(集英社)
元映画は:1995年スタジオジブリ作品 今は亡き近藤喜文さんの初監督作品。
コンクリ-トロード♬~は何処行ったんだw
カントリ-ロ-ド♪ ⇒ 翼をください♪ に成ってしまって
ちょっと戸惑う今作品。
※翼をください~を聴くと ”父ちゃんのポ-が聞こえる”を思い出すんだよネ。
ゴメン古過ぎたか・・・
そしてなぜか設定変更、バイオリン職人⇒チェロ奏者に。
コレにはズッこけた。
今作は全部実写で、回想場面がアニメと同じ構図を取っていて、
比較できるのはちょっと面白かったかな。実写で良く合わせたなと
その努力は認めたいよネ。
でも ダメ出しするなら、月島雫(中学生役) - 安原琉那さんかな。
かなり演技、セリフ吐きに難を感じたわ。
彼女を売り込む為の 印象付けるわざとな演出かもだったが
ちょっとフレッシュ過ぎてw スクリ-ンに馴染めてない気がした。
もっと練習して修行しよかぁ・・・
この作品て、元々恋は実った所で終わっていたわけで。
イタリアー日本との遠距離恋愛10年の時を経て、
今25歳で この先私は?幸せになれるの?と相手に詰め寄る雫。
すると急に横から出てくるバンド仲間の女。
私も彼が好き~と マサカの告白合戦。
10年も彼をホッタラカシにしていたくせに~の言葉が、
雫の恋心へ 回し蹴りをヒットさせるw
※外国語のネイティブ発音なのに良く理解できたなと感心関心。ハハハ。
そりゃあの気迫ならアフォでも理解できるだろうヨ。
結局、雫は彼聖司と別れて 日本に恋に失意し帰国。
元のブラック出版社へ戻るのだった。
吹っ切れた彼女は強くなった。そこの捉え方は良いかな。
作家園村 ( 田中圭さん)に自分に正直に、流されず意見を持って生きてくれ~
などと激励を頂き日々を邁進。
良くあるサクセスパタ-ンだよねぇ。
もっとこの作品らしい流れは盛り込められなかったのかな。
そこが残念だわ~
そしてラスト
あのアニメの同期再現かと思える展開炸裂で
雫が物語を書き終えた朝方、窓開けたら 聖司がチャ-リ-で
迎えに来てて 綺麗な朝日を丘に観に行く名シーンの展開へ~。
おまい、ええ歳してるんだし、
会う前に連絡とかないのけ?
どんなけサプライズ重視やねん。相手にも都合があるねんぞ!!
思いが外れたらどうする気なんや~と突っ込みマックス。
それに車で迎えにイケないの?
(レンタカーぐらい使えば)
相手に告ろうと思うとる訳でしょ??
特別なんでしょ?
急な坂を、変速ギアチェンジなチャ-リ-で必死に上がっていく姿に
メッチャ心配したわ。実写なのに・・・弱虫ペダルかよw
雫も大人なんだし体重あるし、荷台に乗ってもケツ割れるぐらい
痛てぇぞぅ。
観てるこっちも この名場面を
変な思いで見てしまっている滑稽さ。
最後は、この前作の続きで
雫大好きだ~ ⇒ 結婚して下さい、雫愛してる~ の
お互い抱き合いの連呼で このラブ終了っすっわ~。
まあ程よく朝日がキレイで良かったヨカッタわぃ。
前作もハッピ-エンドで、今回もハッピ-じゃん。
1+1=2にしちゃったのね。
結果ゼロとか、マイナスなら 次作も制作期待できるんだが
これで完了かよって事ですね。なんも残らない変化無しの結末。
近藤監督のアニメ作品の方が
何年経ても記憶に残っているかな、だから名作と思う。
好きな方は劇場へどうぞ!