「はごろもフーズは恋の音」耳をすませば uzさんの映画レビュー(感想・評価)
はごろもフーズは恋の音
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焼き直しではなく“その後”を描くということで、あらすじのみ確認して鑑賞。
漫画もアニメも見てないので、先入観ほぼナシです。
オープニングで大の大人が、屋外で、大声で歌い始めたときは嫌な予感がしましたが、杞憂でした。
10年後を中心としつつ、原作部も補完しているのに、2時間程度で綺麗にまとまっています。
現在と過去が交錯し、4人で『翼をください』を奏でるシーンはとても良かった。
そしてその後の松坂桃李の笑顔が、「楽しむことを思い出した」ということを台詞以上に表していて極上。
表情といえば、内容に対して顔立ちが大人っぽいかと思っていた清野菜名も、表情芝居が素晴らしく、途中から気にならなくなった。
気になる点としては以下の3点。
・わざとだとは思うが、中学時代の雫の演技がアニメ的過ぎて違和感
・手紙と電話だけで、15〜25歳という青春時代を一途かつプラトニックにというのは。。
ジブリの続きで生々しいのもアレですが、サスガに無理がある
・杏の歌自体は良いのだが、エンディングとしては整合性に欠ける。
アレンジを変えて2人の雫でリフレインさせてくれた方がスッキリ終われた。
サラの件が取ってつけた感もあって、その後ぶん投げてたりもするけど、普通に会話してたから綺麗に振ったのでしょう。
イタリアの街角でセッションするシーンで終わってもよかったが、あのラストは欠かせませんでしたね。
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