「「翼をください」のアレンジに疑問!」耳をすませば るーなさんの映画レビュー(感想・評価)
「翼をください」のアレンジに疑問!
ジブリの「耳をすませば」のファンで、キャストも好きな俳優陣なので、実写版を楽しみにして初日に見に行きました。
見終わった後、"期待はずれ"だったので、とぼとぼと家に帰りました。
やはりジブリ越えは難しいのですね…(ため息)
1番がっかりしたのは、「カントリーロード」のアレンジに比べ「翼をください」のアレンジが聞き辛かったことです。
正確に言うと「翼をください」の雫の歌唱パートのアレンジは「絶対アカン!」ヤツだったということです。
中学校の合唱コンクールでの曲目を聖司くんが自分でアレンジした、とのことでしたが…。
清野菜名さんが歌い出した途端、座席からずり落ちそうになりました。
あの歌詞のぶつ切りっぷりは、何なのでしょう??チェロの前奏は良い感じだったのに!!
清野菜名さんの歌がド下手に聞こえるアレンジはどうにかならなかったのでしょうか?
もし杏さんが歌ったアレンジなら、もう少し上手く聞こえる気がします。
あの歌詞の載せ方では、私には、普通より下手に聞こえました。(個人の意見です。)
この歌を歌った中学生の雫に、聖司くんが恋するだろうか?と疑問に思いました。
あのアレンジだけは、めちゃくちゃショックでした。
しかも何度も歌うし〜!(悲鳴)
聖司くんがイタリアの路地で、楽器のみでセッションした「翼をください」が1番聞き応えがありました。
「清野菜名さん、歌ヘタに聞こえる。。。主人公なのに!残念…。」って感じです。
エンドロールで杏さんが歌った「翼をください」の歌は、淡々としていましたが、普通のアレンジなので、良く聞こえました。
なぜ、歌詞ぶつ切りのアレンジを主人公に歌わせたのか?
全然納得できません。
なので、星3つです。
これだけ素敵なキャストが出てるのに、""耳をすませば、残念"だなんて、本当に悲し過ぎます。
中学生パートと10年後の大人パートが半々くらいに展開したのは、だいぶ驚きました。
アニメ映画を見ていない人にも雫と聖司くんの関係が良くわかるようにする意図は理解出来ます。
でも中学生時代の雫の演技は、アニメより大げさな演技だったので、雫だけ浮いているように感じました。
1番気に入ったところは、山田裕貴さんと内田理央さんの杉村と夕子のシーンです。
とても良い雰囲気で描かれていてずっと見ていたかったです。
他の気に入ったところは、田中圭さん演じる笑わない児童書作家がいい味を出していた点と、中学生時代の杉村役の俳優さんが、山田裕貴さんに目元の雰囲気が似ていて演技も自然だった点です。
W主演の清野菜名さんと、松坂桃李さんも好きな俳優さんですが、
10年後の雫が「長いものに巻かれろ。」という大人になっていたり、イタリア女性との三角関係状態になっても、すぐに雫に会って誤解を解かない聖司くんの態度は、気になりました。
手紙じゃなく、すぐに電話して欲しかったです。当時でも国際電話はあったので。これは脚本の問題ですね。
10年後の雫と聖司くんのシーンが、あまり描かれていなかったのも残念。
バロンはジブリほど活躍しないし。
最後は思い出の場所でのプロポーズで締めくくるなんて、おとぎ話や少女漫画のラストのよう。
"原作は少女漫画だから…"、と言われればそれまでですが。
あまりにもありきたりなラストで、物足りなさを感じました。
アニメ映画に比べると、感情の描き方が散漫で、盛り上がりに欠ける作品だと思いました。
雫の作家デビューまで本編中で描かれていたら、盛り上がったのかも。。。
だいぶ辛口のレビューになりましたが、"もっと10年後の雫と聖司くんの暮らしの続きが見てみたかった〜!"と叫んで終わります。
こんにちは。
『翼をください』は、個人的にチェロが跳ねるような伴奏だったからあの歌い方なのかと解釈してました。
(もちろん好みはあると思いますが)
また、「すぐに電話しなかった」のは、1998年の設定だから携帯がまだ普及してなかったんじゃないでしょうか。
kkkさん、コメントありがとうございます😊
雫は自称音痴の設定でしたか!?それなら、あのアレンジであの歌声でも理解できます。
その設定自体、私はすっかり忘れていました。教えてくださり感謝です!!
ジブリ版のカントリーロードは、とても綺麗な歌声だったので…。その設定で、ジブリ版の歌声は奇跡ですよね。
ホントに、曲は変えて欲しくなかったですね(笑)
私もジブリ版の大ファンなので見ましたが、あのぶつ切りのアレンジがすごく違和感でした。
まるでリズム感のない人が頑張って歌っているかのように聞こえてしまいました...
でも雫は自称音痴の設定なのであえてと理解するようにしました(泣)
私的には高坂先生の再現度が非常に高くて嬉しかったです(笑)