「どうなるSSU」モービウス ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
どうなるSSU
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日本・アメリカでの前評判がアレだったのですが、SSUの緩さは割と好きなのでフランクな状態で鑑賞。
思っていた通りそこそこ楽しめました。全編通してダークな雰囲気ですが、「THE BATMAN」までの重さはなく、スッと入ってくる楽しい映画でした。アクションもスローは多めですが、コウモリらしい浮遊や風に乗るアクションだったり、縦横無尽に駆け回るアクションはとても見応えがありました。
ヴィランのオリジンとしてのストーリーも中々良かったと思います。モービウスが自身と親友のマイロの病気を治すための血清を開発し、自身に試したら怪物になり忠告したマイロも飲んで互いに怪物になってしまい、分かりやすい対立構造に繋がっていく…という感じで力を得て貪欲になってしまったマイロの狂いっぷりは最高でした。最終対決は映像の黒さに圧倒されつつも平凡な終わり方だなーと思いました。
惜しい点としてはグロさがやっぱり足りないところです。「ヴェノム」シリーズでも感じましたが、どうしても不自然なカットが目立ったり、そもそも映っていなかったりとやはり物足りなかったです。せめて日本の映倫基準でPG12まで引き上げてくれれば良かったのになぁと。あとスパイダーマン、もしくはマーベルに依存しすぎな点もユニバースの中の単独作としては引っ掛かりがありました。期待できるラストではあったんですがね。
SSUが今後どのようなユニバースになっていくのか、首をながーくしながら待とうと思います。
鑑賞日 4/3
鑑賞時間 12:00〜14:00
座席 R-31
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