「【”この世界を救うために未来へ。そして出会った人。”今作は、設定が斬新なタイムトラベル&エイリアンとの激烈なアクションSFであり、”父と娘、父と息子”の絆の再生の物語でもある。】」トゥモロー・ウォー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”この世界を救うために未来へ。そして出会った人。”今作は、設定が斬新なタイムトラベル&エイリアンとの激烈なアクションSFであり、”父と娘、父と息子”の絆の再生の物語でもある。】
■2022年の或る日、ワールドカップの会場に武装した人間達が、突如現れる。そして30年後に”ホワイトスパイク”と呼ばれているエイリアンが大量に現れ、人類は絶滅の危機に瀕していると呼びかけ、救援を求めるのである。
各国政府首脳はその言葉を信じ、精鋭を未来に送るが生還率は低く、その後強制的な徴兵を行い、未来に兵士として送り出す。
そして、転職に失敗したダン・フォレスター(クリス・プラット)は、”7年後に自然死する。”と告げられ、、元軍人という経歴もあり、未来へ送り込まれるのであった。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・レビュータイトルに、”設定が斬新”と書いたが、突っ込み処もある作品である。だが、それを上回るエイリアンと、過去から来た応援部隊も含めた人類と、グロテスクな大量のエイリアンとの戦争シーンに、引き込まれるのである。
・30年後の未来で会った女性大尉。それは、マサカノ愛娘ミューリだった。だが、彼女は最初、ダンと必要以上に接触しない。ある場面でその理由を聞くと、ダンは彼女がティーンエイジャーの時に家庭を捨て、事故死したというのである。
それは、ダンの父ジェームス(J・K・シモンズ)が家庭を捨てた事と同じであったのである。
ー 突っ込み処は、ダン及びジェームスが家庭を捨てた理由がハッキリと描かれない所である。-
・成長したミューリは、大佐で司令官となっており、科学者でもある。そして、彼女は”ホワイトスパイク”を一匹捕らえ、エイリアンを殺す毒薬の開発に成功する。がその毒薬を父に渡し、エイリアン来襲に備え、過去で大量生産して欲しいと、頼んだ時にエイリアンに襲われて、差し出したダンの手を離れエイリアンと共に、落下して行き、ダンは現在に戻っていたのである。
・ダンは、幼きミューリと、妻と再び出会い、家族の大切さを再認識する。
そして、ダンは何度も徴兵された黒人のドリアンたちと研究し、”ホワイトスパイク”は来襲したのではなく、ロシアの氷河の中で凍結している事を調べる。政府にロシアへ行くことを希望するが相手にされず、ダンは父ジェームスに依頼し、彼は仕方なくロシアへ共に赴くのである。
そして、凍結されていた宇宙船を見つけ、中に居た多数の袋状の中に入っていた”ホワイトスパイク”を見つけ、毒薬を打って行くのである。”ホワイトスパイク”はある宇宙人の生物兵器であり、宇宙船は搬送船で会った事が分かるのである。
・だが、数匹が蘇生し、残り一匹となった雌がロシアの雪原に逃げ出す。ダンは父と追いかけて死闘の果てにその雌を殺すのである。
<今作は、設定が斬新なタイムトラベル&エイリアンとの激烈なアクションSFであり、”父と娘、父と息子”の絆の再生の物語でもある。>
