「白頭山!」トゥモロー・ウォー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
白頭山!
荒唐無稽な人類vsエイリアンを主軸に、タイムトラベルにおけるパラドックスや親子3代に渡る愛の物語。8月に公開される『白頭山大噴火』も楽しみになってきた(全然関係ないけど)。
斬新なアイデアだとも思うけど、『ターミネーター』の逆バージョンともとれる。2051年に異星人が襲来して、人間を餌にし、やがて人類は滅亡の危機に晒される。その兵力不足のために過去の地球に未来人がやってきて、徴兵制度復活?!パラドックスを起こさないために、30年後の未来では死んでいるはずの40代以上の男女が選ばれているというのだ。そうしたエピソードだけでも虚しく感じてしまう。
未来では彼らの死亡する日もわかっているし、その時点で歴史は変わってしまうはずだが、恐怖映像をとことん見せてくれるので、モヤモヤする疑問点も吹き飛ばしてくれます。主人公のダン(クリス・プラット)は7年後に死亡予定・・・しかし原因などは教えてくれない。どうせ7年後には死ぬんだから戦争に行ってこい!という乱暴な設定でもある。
エイリアンの造形もおぞましさ満点。それが大量に発生してるのだから、人類が滅亡するのも納得の映像。エイリアン(ホワイトスパイク)は週に一度安息日がある・・・なんだよ、それ。宗教を持つほど知的なのか、単なるお休み期間なのかさっぱりわからん。
ド迫力の映像は劇場で見たかったものの、全世界の人々が配信で見るんだからしょうがない。世界がひとつになり、一致団結してエイリアンに立ち向かうというのも、ちょっと感慨深いけど、そんな描写はなかった。考えてみたら、俺も未来に送られる可能性があるな・・・
コメントする