「最凶エイリアン襲来」トゥモロー・ウォー bionさんの映画レビュー(感想・評価)
最凶エイリアン襲来
『ゴジラvsコング』はちょっと期待はずれだったが、『トゥモロー・ウォー』は、なかなかどうしていいじゃないですか。Amazonはいい買い物しましたね。
30年後の戦士が、ワールドカップの試合に突然現れて、未来のために一緒に戦ってくれと呼びかける。しかも未来を危機に陥れているのは、異星人といってもホワイトスパイクという戦闘力抜群の肉食クリーチャー。女王個体を中心とした、社会性エイリアンで繁殖力が尋常ではない。
この設定を聞くと、おバカSF映画の匂いがプンプンするが、ストーリーが進むにつれて、どんどん引き込まれてしまう。父と息子、父と娘の愛情をつなぐ仕掛けが憎い、やっぱり、泣いちゃうよね。J・K・シモンズは、『パーム・スプリングス』でも髭面だったけど、今回も髭面の頑固オヤジ。J・K・シモンズが出ると作品が締まる。
30年後に送られる兵士の条件がシビアな点があって、30年後までに死亡している人が選ばれる。タイムパラドックスを軽減すると理由だが、どうせ死んでしまう人間だから戦地に送ってしまえっていうのは、合理的だけど過酷だよね。
海上基地に殺到するホワイトスパイクの群れのシーンはすごいよ。壮観といってもいい。
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