劇場公開日 2021年10月22日

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「【"現代の日本では、銃刀法違反で全員逮捕です!" 谷垣アクションは良しだが、時代錯誤感が尋常でない作品。ステレオタイブの日本=ゲイシャガールはそろそろ止めて欲しいなハリウッド、と思った作品。】」G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【"現代の日本では、銃刀法違反で全員逮捕です!" 谷垣アクションは良しだが、時代錯誤感が尋常でない作品。ステレオタイブの日本=ゲイシャガールはそろそろ止めて欲しいなハリウッド、と思った作品。】

2021年10月23日
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鑑賞方法:映画館

単純

興奮

ー 谷垣健治さんのアクションが、ハリウッドに認められたのは嬉しい限りである。ー

・アメリカでは、今作はフツーに受け入れられたのであろうか?
それはそれで、又、問題だと思うが、大体、忍者の末裔がお城に住んでいるってどうなのよ。

・近作では「シャン・チー」が記憶に新しいが、今作の主役を演じたヘンリー・ゴールディング(彼は、数年前からアジア系俳優のトップでハリウッドで活躍している。オークワ・フィナと並んで。)を始めとして、今後アジア系人種が続々とハリウッド大作に出演していくだろう。
良い事である。
谷垣アクションは、世界で通用すると思っていたので、起用されたのは、嬉しい限りである。
で、実際に剣術、銃撃、バイクのアクションシーンは、韓国の「悪女」には及ばないが、見応えがあった。
平岳大さんは、意外に悪役が似合う事も再発見。(徳川三代目将軍のイメージが強くって・・。)

・但し、日本人としては、今作は、違和感が半端なかった。
雷門からイキナリ、巨大な城にシーンは変わり・・、忍者とは言え、今時、あんな家はありません・・。
女性は着物。男性は刀を腰に差して・・、チャンバラ・・。
矢鱈に映る富士山。

・アメリカの一部の人には
 ”日本なんて、まだ丁髷で、刀だろう・・”
 などと思っている70歳以上の方は、南部にゴロゴロいるんだよ!(本当ですよ。)

<せめて、現代の日本に見えるように、舞台設定して欲しかったと思ったのは、私だけであろうか?今後、ハリウッドがドンドン日本を映画の舞台にするのであれば、尚更である。
”ワイスピシリーズ”の最新作の日本の不思議なシーンも思い出したよ。(実際には、舞台を作ったらしいが・・。)
 結局、アメリカの映画制作陣の美術スタッフの、日本のイメージはあの程度なんだよね。
 ここは一つ、谷垣アクションだけではなく、日本が誇る映画美術スタッフも、ハリウッドに進出してもらいたいモノである。>

NOBU