「ど派手なVFXと稚拙なプロット」インフィニット 無限の記憶 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ど派手なVFXと稚拙なプロット
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輪廻転生と日本刀に象徴されるように東洋文化に染まりそうなインテリを気取った西洋人にありがちな妄想アクション映画。アクションは見どころたっぷりだがプロットが稚拙すぎて興醒め。
新たなXmen誕生かと思ったら記憶の量が凄いだけ、歴史に学ぶということはあるが知識の伝承は膨大な文献や記録があるので十分、アインシュタインは別として個人の記憶や体験の生の継承がどれほど近代に役に立つかは疑問、劇中の例のように日本刀を再現できるとしても骨董価値に毛の生えた程度にしか思えません。
それに反してバサーストは生物のDNAを破壊するというとんでもない兵器を開発、無限に繰り返される転生に終止符を打ちたいというが、それなら自身が発明した魂を封じ込める銀の銃で自殺すれば済むことでしょう。他人を巻き込む自殺願望者の身勝手な狂気は一刻も早く決着をつけて欲しいのに、気を揉ませるばかりでなかなか進まない。
アクションシーンのVFXは予算たっぷり、ど派手な豪華さ、もうこれだけで良いことにしましょう。
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