ワイルド・ローズのレビュー・感想・評価
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歌は上手い、でもそれだけ
主人公、歌は上手い。
けど、それだけ。
人間的な魅力はゼロ。
クズではないが、独りよがりで自己中で、しかも短絡的で思慮が足りない。
ルックスもイマイチ。
せめて子供くらい可愛い子役を使えばいいのに、それもなし。
出てくる楽曲もまったく響かないし、耳にも残らない。
肝心のストーリーも中途半端。
ラストシーンが唐突過ぎるし、そこに至る経緯が描かれてないので、結局よく判らないままエンディング。
一体この映画のどこに魅力を見出せばいいのだろうか?
母の存在あり!
バランスは断然歌に傾いちゃっているローズに対して、軌道修正をする母親。
歌が無いと生きていけないローズを見て、チャンスを与える母親。
自分も知らない世界に送り出すその姿、与える側に立てるその愛情に心打たれた。
殺すも活かすも母親次第、ローズの歌の素晴らしさの前に母の存在あり!
間違いない!ジェシー・バックリーの出世作だ!
「お歌が上手いのねぇ~🌠」オーディション番組で注目された歌手!ジェシー・バックリーの歌声にのけ反った
・・が、物語前半のローズのカントリーソングには何の響きも感じなかった
あまりにも自己中なやさぐれシングルマザーにかなりご立腹な私でした
親不孝、子不幸なローズを叱咤してひっぱたいてやりたいわぁと、完全に母ちゃん目線でしたね・・💦
不器用な生き方のローズだが持ち前の意志の強さとチャンスになる出会いにより夢の場所に近づく機会を得る・・
そしてローズ自身も周囲の人々の愛情にサポートされ少しずつ成長し活力を見つけて行く・・
ラストのステージで歌うローズの歌声は魂が震える程、心に響いた
「ローズの母」「ローズの子供達」で良かったと思える程、幸せそうな笑顔の家族を見られたからかもしれないな!
ドラマ「チェルノブイリ」「ジュディ虹の彼方に」等でも印象付ける演技を見せたジェシー、今後も数々の作品で私達を楽しませてくれる事でしょう!
・・レイトショーも復活して映画館に通える幸せに今日も感謝🍀
イギリスでカントリー!
カントリーミュージックの歌手を目指す話しと思っていたが、まさかイギリスのしかもグラスゴーが舞台とは思わなかったからビックリ!出所したばかりのシングル・マザーがカントリーの聖地ナッシュビルで活躍することを夢見て奮闘・挫折を繰り返し、親子の愛を模索していくお話し。イギリスでもこんなカントリーが浸透しているんですね。ビックリ!AmazonでサントラCDを頼んでしまった!
可もなく不可もなし
最後の音楽シーンが絶妙ということでしたが、そうでもなかったですね。
たぶん大きな失敗は歌を入れすぎたことでしょう。
レスポンスが変わらないので、確かに歌はうまい。これは認識するのですが、歌のシーンが何回もでてきて、最後のシーンがあまり心に訴えかけないのです。「ジュディ 虹の彼方に」はラストシーンが圧倒的でしたが、この映画の最後は単なる歌のシーン?ぐらいしか思えない。これは持っていきかたの失敗でと思います。
あとは一般的な映画とあまり変わらないと思います。少しストーリーの異なるサクセスストーリーです。
「ジュディ 虹の彼方に」のラストシーンを超える、、といった批評もありましたが、少し残念でした。
夢追うのは良いけども
音楽を題材にした作品は大好物なんだけど、この作品はそこまで楽しい気分にはなれなかった。
ローズの行動に共感できる部分がほとんど無かったので、それじゃあそんな感じになるのは当然だよなぁ、という印象。みんな自分のせい。
ローズ以外の人はみんなとても良かった。
娘さんは特に。
脇を固める2人の女優にも注目
カントリー歌手としての成功を夢見るシングルマザーを描いた映画。
冒頭の主人公・ローズリンが破天荒すぎて笑う(出所して男の家を訪ね野外セックス)。でもその後は2人の子どもを抱える母親と、カントリー歌手を夢見る女性の間で悩む姿が描かれる。そこに実の母親と、家政婦として働きに行く家庭の奥さまが絡むという構図。
この脇の2人がすごくいい。子どもよりも歌を大事にしているように見えたり、成功を夢見るくせに具体性がなかったローズリンに対し、優しい目で見守り、ときに厳しく指導しながら彼女を変えていく役目を担う。
そんな彼女の成長と心情の変化、そして重厚な歌声を味わう映画だ。恋愛の色がめちゃくちゃ薄いのにこれほどまでに感動できる音楽映画も珍しい。カントリーは全然聴かないのに、彼女の歌はまた聴きたくなってしまった。
母と娘の物語
20代のシングルマザーが1年の刑期を終えて、子どもの面倒を見てくれていた母親の元へ戻ってくる。おばあちゃんと離れたくないと泣く子どもたちと新居に引っ越して、過去は明かさずに資産家の豪邸の掃除人の仕事を得て何とかやっていくが、本当はウェスタンのシンガーになりたくて、グラスゴーで悶々としている。
前半はやんちゃな女子と見守る周囲の人たち、というありきたりな感じで、主演女優の「ジュディ」でのまじめな雰囲気からの変貌ぶりくらいしか見どころがない気がしていたが、子どもを置いてでも歌手を目指すという主人公に批判的な母親が、とうとう娘に援助を申し出て、自分の思いを語るところが秀逸。親というのは自分の夢の実現に努めるより、現実の生活に合わせて夢を子どもに託すものなのだ。そしてそれで後悔しないかと言ったら、必ずしもそうではないのだ。
BBCのあのくだりは何だった?
思ってたストーリーでは無いけど良かった!
良くある音楽系のサクセスストーリーと思ってたけど、ちょっと違ってたのが逆に良かった!
自分探しのロードムービーって感じ。
出だしの曲から良かったけどシェシー・バックリー演じるローズの行動が今一つで共感出来ません。
でも歌はメッチャ上手い🎵
そんなローズを支えるお母さんのマリオンが素敵なお母さんで本作の肝。
お母さんの助けもあってローズが自分の生きる道を見つけて成長するストーリーがなかなか良い。
最後に歌う歌詞が心に響きます。
バックミュージシャンは高齢(笑)
だけど皆さんカッコ良い!
最近観た音楽系の作品ではラップが意外と良かったけど、カントリーソングもなかなか良いですね( ´∀`)
単なるサクセスストーリーとも違う
予告だと、歌手を目指す破天荒な母親のサクセスストーリーかと思いきや、深いストーリー展開でした。
人って、自分を受け入れてくれて、信じてくれて、応援してくれる人の前では、嘘をつけなくなるんだね。
裏切れない自分と直面するんだろうね。
言葉で諭されるよりもずっと、心に響くんだね。
親が子に、自分の弱みをさらけ出すタイミングもそう。
「責任を持ってほしいとは思ったけれど、希望まで奪うつもりはなかった」
そして、本気の友情なら、そんなにすぐには壊れない。
歌声も圧巻。
彼女の答え
グラスゴーに住む二児のママで、12ヵ月の服役明けで、カントリー歌手になる夢を持つ20代中頃の女性の話。
カントリー歌手になるチャンスを掴む為にナッシュビルへ行く方法を模索しながら、自身の子供達との生活に悩むストーリー。
単に誰かに見初められ金銭を援助されたり、いきなりレーベルを紹介されたりという展開ではなく、母親や友人や雇い主等々様々な人から、手助けや助言を貰い、自力で何とか夢を手に入れようとしていく感じが良い。
ヤンチャな主人公が、ただでさえ1年間離れていた子供達との関係に悩む中での、ロンドン帰りのシーンはゾワッとくるものがあったし。
ラストも、この作品でみてきたものがストレートに歌われていて、何だか胸が熱くなった。
イライラしちゃった
やりたいことはあるが、実現方法がわからずにくすぶっていて、やることが裏目にしか出ないヒロイン。
前科者であることやシングルマザーであることを活かして宣伝するくらいのタフさやずる賢さがないと、成功しないと思うが、その知恵もなく。
映画の狙いとして、底辺からなにかのきっかけで気付きを得て、真の母親と歌手になっていくまでの再生ストーリーなのはわかる。
ただ、ダメ人間な表現時間が長く引っ張り過ぎで、観ててつらくて。
気付きを得てからがやっとスタートラインで、そこから成功がどれほど難しいかを描かず、すっ飛ばしちゃったのも、なんだか消化不良。
動画配信で一転成功、みたいな安易さがなかったのはよかったが。
主人公の姿を「今の世代の価値観をもつ、悩みながら成長する自由闊達なヒロイン像」と捉えるか、「ノリで生きてるだけで、子どものまま子どもを産んだ無計画かつ無責任な人間」と捉えるかで、共感出来るか出来ないかの境目になるのかな、と。
私は後者でした。
観てる間、イライラしちゃって。
作中で素晴らしかったのは、主人公の母親役と娘役の演技でした。
などと感想を抱いたら、実話がベースなんだって。
誰なんだろう、これ?
最初は、どっかなって!
いきなり、ブタ箱から出所。脚にGPSつけられて。
いきなり酒のんで男友達と公園でfuck。ガラ悪い映画やなって。お母さんに預けぱなしの子たちは、お姉ちゃんは、喋らんし、弟くんはなんか多動だな!夢を諦めたくない、しかし、子たちも心配。家政婦先の奥さんが協力してくれるが...。家族との繋がりが良かったね。
ナッシュビルには、行ったけど最初は自分の力で
夢をつかむんやな。ジェシーバークリーは、ジュディやドリトルでその顔は知ってたが、こんなに素敵に歌が上手いなんて!
抱きしめたい作品
ヒロインも、その家族や友人も、歌われる曲も、映像も、編集も、ぜんぶ愛おしくて、観終わってしまうのがもったいないくらいに、抱きしめたい作品です。信じていれば夢は必ず叶う・・・じゃなくて、夢を叶えるためには何を信じていればいい? って考えさせられました。
新しい価値観
まさに今の時代にあった作品だなと感じた。
この作品の主人公であるローズはまさにダメ親でありどうしようもない勝手な性格で共感は全く生む事はない。
ただそれはなぜかと自身に問いかけてみると、「親なのに親らしくない」ってのが根本にあるわけだ。
では、その親らしいという理想像はなにか。子供を第一に子供のために人生を捧げる事なんだろうけど、それがもう固執した価値観であって今の時代、そしてこれからの時代はそうでなくてもいいんじゃないかというメッセージ性のある作品に思えた。
もちろん序盤に描かれたローズの子供に対する姿は決して良いものではないと思う。子供の存在を隠して生活し、そして子供の面倒を自身の母親に任せることが当たり前になりフラフラした生活を送ってるわけだ。
ではそれはなぜか。彼女自身も親としてあるべき存在というものが心にそして頭にはありながら、でも自身が描く理想の姿、やりたい事を本気でやれない事からなにをやるにも中途半端で投げ出す生活を送ってしまってるわけだ。
この作品では分かりやすくシングルマザーでありながらアーティストになりたいという夢を捨てきれず、育児との現実で悩みもがく姿を作品として描かれてるが、これは世の子を持つ親たちの各々の悩みと照らし合わせたり置き換えて見ることができるのではないか。
親だからやりたい事、そして夢や理想を捨てより現実的な事に進むことはもちろん悪い事ではないが、追いかけるのもまた悪い事ではないのであろう。
もちろん序盤のローズのように心の迷いや中途半端な覚悟では周囲を不幸にするだけの結果になってしまう。
強い覚悟と気持ちがあって初めて周囲を納得し、理解されてその背中を押してくれるのであろう。
もちろんその内容によっては周囲の協力がなくしてはならい場合もある。だからこそ周囲がついてきてくれるような強い覚悟と気持ちが必要なのであろう。
日本においては近年、結婚の平均年齢が遅くなり、そして子供を生まない家庭が多くなった。
この背景にはこの作品で描かれているように子供を育てる事で自分のやりたい事に限りが出るといった理由が原因に当たるのも多くの理由の一つではないか。
もちろん育児をしながら独身時代のように何もかも不自由なく好きなような事がやれるとは思わないが、育児を理由に夢や理想を捨てるのは違うのではないかとこの作品で凄く感じさせてもらった。
育児の真っ只中の親となる方々が見れば共感、そして励まされる場合もあるのではないか。そしてそうでない人人にとっても、新しい価値観に触れることのできる作品となるのではないかと感じた。
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