「親になるのも、親を失くすのも大変」エイブのキッチンストーリー ミツバチば~やさんの映画レビュー(感想・評価)
親になるのも、親を失くすのも大変
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料理って、食べる人のこと考えながら作ると思うんです。
どんなふうに食卓を囲むのか。
それを考えながら作るのが、楽しみでもある。
料理好きなら、たぶんあるあるだと思うんだけど。
だから、自分が考えたような食卓にならなかったとき、料理の味とか、出来栄えとかよりも、空間が台無しだったとき、ほんっとにがっかりする。
エイブは、食卓で何かが変わったらと考えたんだろうね。
とにかく、楽しく食べてほしい。
うん、それね。
で、この家族にはただの不仲みたいなこと以上の、根深い民族の問題がある。
でも、食を介して、自分が何かできないかなと、頑張るわけです。
美味しいご飯は、人を笑顔にする力がある。
子どもの思いに勝るものなど、ないでしょうね。
「人はきれいになる前に、汚くなるのかな」
チコが仕掛けた、お皿洗いの修行も、エイプはしっかりと学んだわけです。
汚れたお皿を見る目が、愛おしそうだ。
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