白雪姫の赤い靴と7人のこびとのレビュー・感想・評価
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メッセージ性のある映画
正直、最初は期待していなかったし白雪姫のアレンジ版なわけだからチープだろうと思っていた。
でも、実際は私の予想を遥かに超えた。
美女と野獣にストーリー(物語の核)は近い。
ただ、ひとつだけ大きく異なるのが姫の本当の姿は美女ではないということ。
野獣は究極のところ自分が愛されさえすれば本当の姿に戻ることができるし、ベルのことを愛することも元々が美女であるため容易だった。
しかし今作の姫は、靴を脱いだら残念な容姿に戻ってしまうのである。
ここで試されるのはプリンス(マーリン)の"心"。
フェアリープリンセスの魔法でドワーフに変えられた本当の"課題"。
それを本当の意味で試される。
そして初めは、やはり戸惑い、離れようとした。
だけど彼女の心の美しさ(彼女が見て愛してくれていたのはドワーフの自分だったということ)に気づき、彼自身もまた心の目で彼女の内面を見ようと変わっていく。
そしてラストではありのままの彼女のことを愛し彼女もまた彼の内面を愛し、本当の意味で相思相愛になったのだった。
私はこの作品の真髄であるメッセージ性にすごく心うたれたし、人間の心や真実の愛というテーマで見るならばディズニーの美女と野獣を超えたと言っても過言ではないとすら思う。
そしてなにより、エンディングでは他のドワーフたちもそれぞれがそれぞれの姫と出会い真実の愛を見つけていくであろうストーリーまで垣間見ることができて全てにおいてすごく秀逸なストーリーだったと思う。
そしてレビューを書こうとして監督の名前をみたら韓国の人が作った映画とのこと。
韓国の人が作ったと聞いてとても納得のいく作品だった。
ストーリーについては以上。
余談だが、マーリンがドワーフから人間に戻る瞬間のかっこよさ(ギャップ)にとても心が持っていかれたし、元の姿に戻っていたスノーホワイトを城下町でマーリンが助けた時はマーリンの内面のかっこよさに心をうたれて正直沼😭✨️
リアルで存在していてほしいレベルでかっこよすぎました。
今更、スノーホワイトとは垢抜けていないなぁ。
ストーリー展開はどうでも良いが、そもそもの大間違いとして、レッドシューズはハイヒールじゃないけどね。
赤い靴はトゥシューズである。
ハイヒールって女性を束縛するって考え方もあると言う事。
このアニメが韓国って知らないで見た。
なんか違うと思った。
韓国の脱亜入欧的美観って事かなぁ。しかも
全くの男目線な古い価値観。
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