プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵のレビュー・感想・評価
全56件中、21~40件目を表示
ハリー・ポッターがプリズンブレイク
アパルトヘイトの時代に無実じゃないけど、投獄されたハリーが脱獄するお話。
事実を元にしているだけあって派手な脱出法はなく、ひたすら地道な作業、トライ&エラーの繰り返し
度々、色んな映画で黒人差別の根深さについて考えさせられる、、、
分かっちゃいるけどハラハラする!
現代版「ショーシャンクの空」とでもいう映画。
ハリポタ以外のダニエルラドクリフは初めてだったけど、
結論から言って、面白かった!
役者陣は皆個性的で、ラドクリフもGood!!違和感なく観れました。
脱獄ものなので、そりゃ結末は薄々分かってても、背後までハラハラ、ドキドキさせてくれる演出はとても良かったと思う。
実話である事や時代背景も、ストーリーに没入させてくれる大きな要素だった。
そりゃ映画なので、脚色や、単純化されてる所もあったとは思うけど、映画だからこそ楽しめた所が多く、私は純粋に最後まで展開にドキドキしました。
おうち時間が多い昨今なので、週末の夜などに観るにはとても非日常を感じられて面白い映画だと思います!
史実に基づくお話しということで面白そうだと思って観たんですが、あの...
史実に基づくお話しということで面白そうだと思って観たんですが、あの環境であれを作ってしまうのが凄いなぁと。ハラハラ度合いが上がらずだったせいか、作品全体としては個人的にあまりハマらずでした。
図画工作の天才アーミーナイフマン。アロホモーラ!
大学教授を父に持つ二人、ティム・ジェンキンとスティーブン・リー。アパルトヘイトが進む南アフリカで、反アパルトヘイトを掲げるANC(アフリカ民族会議、Africa National Congress)の秘密作戦を実行した罪でプレトリア刑務所に入れられる。それぞれ懲役12年と8年。
冒頭では黒人惨殺などのアパルトヘイトの実態を描くアーカイブ映像。ネルソン・マンデラ元大統領やシリル・ラマポーザなど黒人活動家が目立っていた現実の中、白人だって活動に参加していたんだぞ!と訴えてくるこの作品。収監された房では白人の政治犯ばかりが集まっていて、人種差別撤廃の底力も感じさせてくれる。BLM運動が活発化した2020年に公開されるというのも何かの因縁なのだろうか。
ほぼ刑務所の中での脱獄準備のストーリーでもあるけど、マンデラとともに闘っていたデニス・ゴールドバーグ(イアン・ハート)など多様な思想や脱獄についての考えの相違によって葛藤も感じられ、囚人たちの心理面も興味深いものがあった。その中で淡々と木製鍵作りに一心不乱に没頭するラドクリフ君の表情や、怖い看守、でぶっちょ看守という個性的な人間描写も面白い。
結構ツボだったのがフィルム備品室。建物の出入口にまで到達するためのワンクッションですが、内側のドアノブが壊れているためにドアを押さえるのに必死!そして黒人タクシー運転手も印象に残る。白人専用タクシー、黒人専用タクシーがあったみたいけど、日本人はどっちに乗ればいい?
才能
いくら事実を元に映画化したとはいえ、こんなにも、いともあっさり脱獄できるものなのかという疑問が湧いた。これといった重大な危機にさらされることなく。
にしても刑務官は相手が白人だからか、妙に手優しい。ここも若干観ていて気になった点ではある。しかし、よくぞあんなにも目視しただけで鍵穴に合う、いくつものカギを作れたもんだ。しかも折れやすい木製で。ちょっとした才能である。
【脱獄映画の数作を”名作”であると固く信じる男への架空インタビュー。】
□インタビュアー(以下、イ)
如何でしたか。この作品は?
◇男
(小さな声で)面白かったよ・・。
□イ
聴こえません!
◇男
面白かったけれど、苦労してプレトリア刑務所から見事に脱獄したのに、あの瞬間身体を突き抜けるようなカタルシスが全然なかった・・。
本来であれば、彼らが黒人運転手のタクシーで南アフリカの平野を”自由に向かって”走って行く時に涙が溢れるでしょ、”嗚呼、彼らは自由になったのだ”と言う気持ちとともに。
それが、無かったのだよ。
□イ
良い映画だったじゃないですか!
◇男
あのねえ、あの脱獄の”MVP”は愚鈍で、太った看守を筆頭にした看守たちと警備システムでしょ、どう見ても。
看守が腰から下げている鍵を脳内記憶して、木片で苦労して合い鍵を作って、ドンドン自由への扉を開けて行ってと言う過程は面白かったよ。
実話だから、実際そうなんだろうけれど、”最後の最後でドライバーで抉じ開ける”っていうのはなあ・・。
あんなやり方で最後の関門を突破するのは・・。
美しくないよ。
□イ
・・・・
<作品としては、ハラハラする場面も幾つかあり、面白くはあったが、自由を獲得した彼らの姿を見ても、カタルシスが訪れなかった作品。
何でかな・・。>
■蛇足
脱獄映画の名作と言えば、私は、
1.大〇〇
2.皆で屋上でビールを飲む映画 → 一番好きかもしれない。
3.蝶々 二つあるうちのどちらか・・
脱獄物
基本的に脱獄物って面白いんだよねえ
ハラハラするし緊張感も持続する。
今作もそのあたりは約束されていて、とても緊張感があって面白かった。
オープニングから刑務所に行くまでの流れはとてもスピーディーなのでそこもシンプルに纏めていて良かった。
途中途中起こるトラブルがなかなか鍵に関した事でちょっとしたことなのに緊張感がすごくてよい!
ほぼ脱獄メインの内容の為その後はなどは文章でザックリだけどまあこのあたりは許容範囲でしょう。
もう少し刑務所の過酷さとかが描かれていれば緊迫感も増すと思うんですが、結構緩いというかザルと言うか、、
見張りの人数も少ないような、、
昔の邦画っぽいアナログ的なお話
特にお金がかかってそうな派手なシーンはありませんし彼等は同じ脱走ものであったスタローンのようなマッチョが暴力的に実力行使するわけではありません これは40年前のはなしでしょうか最高警備?にしてはこの時代でも警報装置や監視カメラ位はあったと思いますし正門が空きっぱなしもよくわからない 今はこんなやり方で脱走できる刑務所はあり得ないが再現ドラマ的でもっと彼等のこれまでのエピソードや回想シーン等も挿入したり工夫して欲しかった劇場公開する作品としては物足りなさも‼️
ハラハラドキドキ度は高い!!!・・・が。
ハラハラドキドキ感はかなり秀逸です。
上映時間もやや短めではあるものの、緊張感を途切らせることなく
一気にエンディングまで観れちゃいます、と言うか観せられました。
久しぶりに短く感じた作品でした。それだけハラハラドキドキってましたね、僕。
演出良しだと思います。
で、面白いんですよ、そもそもその脱獄方法が斬新なので。
どうやっていくのかなぁ?どうやって揃えるの?そかそか、そー言うやり方ね!って。
いやいや、そんなやり方だったら寿命が縮みますよ。本当にやったの?それ?
と言いたくなるくらい。。。けど嘘みたいだけど実話ベースなんで本当なんでしょうね。
ただ、残念なのが、脱獄ハードル高めに設定されているはずなのに
なんだろう・・・「たやすい」感があるんだよなぁ。
もっと、もーーーーーーっと当人たちは苦労したはずだし、(いろんな面で)
何年も投獄されている人が脱獄を考えない理由ももっとあるはず。
それがもう少し描かれてもいいんじゃないのかな?と。
物語に深みと厚みが欲しいなぁって思っちゃいました。
あと、看守たち・・・乱暴なだけで間抜けすぎない?
穴多くない?脱出モノだからわかるっちゃわかるけどさー
でもそれが当時の刑務所のクオリティだったのかなぁ?
ラドクリフくんの演技良いです。感心しました。「目」良いです。
それと、差別に関する世論が高まっている今だからこそ
このような過去の差別問題を題材とした映画は意義はあると思います。
終始ハラハラどきどきした
上映館が少ないからかあまり話題になってないけど久しぶりに緊張感ハラハラドキドキしっぱなしの映画でした。派手さは無いけど実話をもとにしてるしダニエル・ラドクリフくんの演技はやはり安心して観てられる。
手に汗握る緊迫感溢れる作品だけど、看守…。
何度訂正しても、本作のタイトルが『プリズン・ブレイク』に脳内変換されてしまう観客による感想です。
南アフリカの反アパルトヘイト闘争の過程で逮捕された政治犯の収監から始まる物語ですが、冒頭で簡潔に南アフリカにおける状況を描写して以降は、ほぼ全編ダニエル・ラドクリフとダニエル・ウェーバー扮する主人公二人、そして一人の囚人の三人の視点で描かれます。黒人の配膳係や「良心の囚人」デニス・ゴールドバーグ(実在の人物)との対話などの描写を除いて、アパルトヘイトといった南アフリカの政治的な状況説明についてはそれほど触れられません。つまり主人公達を取り巻く状況や歴史的背景についての知識があまりなくても、脱獄物の映画として楽しめるように構成されています。
ラドクリフ扮するティム・ジェンキンは、政治犯として初めて収監されたであろうにも関わらず、収監されるにあたって非常に手回しが良く、さらに収監後も手に入るあらゆる物と機会を捉えて脱出の機会を窺います。
あり合わせの道具に頼った脱獄計画は常に綱渡り状態であるため、たびたび訪れる危機には確かに手に汗握ります。ところが看守はみんなスニーク型ゲームに登場する敵NPCのAI程の知能もないのか、結局どの状況も彼らの失点によって切り抜けることができてしまうため、だんだん緊張感がなくなっていきます。もしかして現実の刑務所の状況を忠実に再現したのかも知れませんが、それで物語としての緊迫感を失ってしまうのはいかがなものかと…。『マッドメン』のジョン・ハムあたりに冷酷非道な看守を演じてもらうと、もっと敵側にも厚みがでたのでは、と勝手にキャスティングを想像しました。
なお、すき間から覗く人物の目だけが浮かび上がるような映像、解錠のメカニズムの精緻な描写など、物語の緊迫感を盛り上げる映像は非常に見応えがあります。
刑務所側がなんかヌけてる
実話に忠実にしたのでしょうか、あれこれ知恵を巡らす脱獄者たちに対して刑務所側の詰めがかなり甘く、手間や日数が設定上はかかっているわりにはなんだかあれよあれよと成功してしまったイメージ。
それならそれで、アパルトヘイトへの反対運動を強く意識させるような展開や台詞回しにすれば別の面白みが出たと思うんですが…
脱獄モノとしても歴史モノとしても、なんだか中途半端でした。
安心して観られる。
刑務所脱走ものだけれども、暴力場面がほとんど無く、子どもと一緒にでも観られる。アパルトヘイトに反対した白人が居て、刑務所を脱走した事実があったことを初めて知った。ちょうどいい感じのドキドキハラハラ感。史実が元だからすごいびっくりする展開はない。
主役がハリーポッターの人だったことを観た後で知った。
歴史とドキドキ
アパルトヘイト。
聞いたことはあるけど、よく知らなかった。
今の南アフリカから考えられない状況。
平等が認められてない時代。
平等を求める白人の方は、悪だったんだ。
そんなこと知らなかった。
無知の怖さを知った。
映画の内容もドキドキ感がちょうどいい程度。
実話であれば、これ以上だと嘘っぽさが出るし。
私は好きだったな
監獄ものではありません!
実話作品なので多分、一般的な監獄物に有りがちな囚人同士のいざこざが割愛?されているのかと思います。鍵の作成と使用方法に重点が置かれてます。ハリポタイメージは全く無いですね。アメリカの黒人事件も考えさせられる作品だと思います。
緊張感は静かに高まっていく
人はひとつの作業を繰り返しているうちに自然と熟練していく。特に物造りの作業では沢山の工程をこなすほど上達も早い。ましてやその作業に命がかかっているとなれば、熟練の速度も段違いになる。木で作る鍵も熟練すれば丈夫に精密になるだろう。
本作品で伝わってくるのは、理不尽なアパルトヘイトが社会に蔓延して小役人がそのパラダイムを後ろ盾に横暴な権力を振るって人権を蹂躙していることに対する怒り、そして脱走の準備をする主人公たちの緊張感である。
同じ日常の繰り返しが続くが、高圧的で横暴な看守たちの姿の向こうに、主人公たちは差別され続ける黒人たちを見る。逢えない家族の姿を見る。看守に歯向かう者もいれば従順を装う者もいる。囚人たちの姿勢は様々で一枚岩にはなりえない。しかしひとつだけ共通しているのは看守たちに仲間を売る者がひとりもいないということだ。自分たちは犯罪者ではなく政治的に拘束されている人間であるという認識は一致している。
映画としては同じようなシーンの連続だが、少しずつの変化を読み取れれば退屈することはない。徐々に近づいていく結構の日に向けて、緊張感は静かに高まっていく。
ダニエル・ラドクリフをはじめとして俳優陣はみな好演だった。憎まれ役の看守たちも好演。あまりお金をかけていない作品だと思うが、緊迫した場面や間一髪の瞬間もあり、割と面白かった。実話をもとにした映画とのことで、その後の南アフリカの政治的な展開を考えれば、彼らの脱獄の意義は大きかったと思う。
全56件中、21~40件目を表示