「タイトルなし」プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵 ソルトンさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし
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事実を元にした作品の割には、かなり娯楽寄りの作品で、主人公達が刑務所に入れられた原因となっているアパルトヘイトの深堀りといった社会性の描写は思ったほどなく、終始刑務所から脱獄する為の試行錯誤が描かれている。それはそれで良い作品だったと思うけれど、終始緊張ばかりで、ちょっと苦手な作品かも。壊れやすそうな木製の鍵が緊張感を増していた。
脱獄時にトイレ修理を終わらせた看守と鉢合わせしそうになっていた所を、牢獄に残された先輩囚人が大声で看守を呼んで助けてくれたけれど、コレって状況が見えない先輩囚人には無理ですよね?場合によっては鉢合わせさせていた可能性も有って、ハラハラ感を出す為とはいえ要らないシナリオだったなと思う。
緊張=イライラ的な所も有って最後の扉の前で抱き合ったり木屑を片付けたりしている姿を見ていると、とっとと刑務所から出て行って欲しかった。出た後も門の所で外の様子を長々と伺っていたりと、とっとと群衆に紛れてもらいたかった。とにかく早く終わって欲しかった。
自分が無知な為かも知れないが、脱獄した刑務所の外が明るかったのが意外だった。人も昼間のように行き交っていたけれど、朝5時よりも前の時間帯なんですよね?南アフリカって、こんな感じなんですかね?
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