劇場公開日 2020年9月18日

  • 予告編を見る

「ある意味、お約束ですが。」プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵 zem_movie_reviewさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ある意味、お約束ですが。

2023年9月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

概要は聞いていたのですが、上映の存在を忘れていたのを、たまたま時間がハマったので観ましたが、面白かったです。
お約束的な場面の数々にドキドキ、ヒリヒリさせられて多少悔しさも覚えましたが、詳しいストーリー展開は他の方々のレビューにお任せするとして、以下の感想、感慨を覚えました。
・1978年、アパルトヘイトに反対する白人が相当いたことへの驚き
・英豪作品ですが、「ナイチンゲール」でも観たような植民地での英国人の傲慢さ、適当さが共通しているんだねえ。。。
・映像の作りと音響の入れ方が秀逸で、映像では1970~80年代のテレビ映像のような加工を施しており、当時のニュース映像から映画映像への移行が非常にスムーズ。音の作りもサラウンドを上手に使っており、変に疲れることもなく、緊張感をちょこちょこ差し込む作りになっている。
・収監されてから脱獄するまでの話に集中しているのでストーリーに散漫さがない。しかし、社会背景、人物背景も簡潔かつ適確に表現、説明しているのでわかりやすい。
・ラドクリフ、いい演技だわ。実は、最後の最後で、気付いたのでした。つまり、主人公としてしか認識させなかったのはすごいと思った。「スイス・アーミー・マン」でもびっくりさせられましたが、ここでも驚きがありました。

zem_movie_review