ストックホルム・ケースのレビュー・感想・評価
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イーサンホークの演技も発見!!
1973年、実際にストックホルムで起きた銀行強盗事件がベース、ストックホルム症候群の語源ともなったと言われる事件。監禁や誘拐において被害者が犯人との間に心理的な繋がりを築く心理現象。イーサン演じるラース、根っからの悪い人じゃ無い、何故か憎めないラース、いつの間にか見ているこちらまでラースに同情してしまった(笑)イーサンホークの演技も必見!!
喜劇なのかシリアスなのか。
題材はストックホルム症候群と言う言葉の根源となった事件。
でも、それを分かりやすく、コミカルにした感じです。
見ていて、警察側に寄り添う気持ちに私自身もならなかったから、そう思うと成功なのかもしれないが、
犯人に寄り添う?って感じでした。
犯人の根の優しさは感じるし、そこに人は動かされたのかもしれない。
人は犯人だろうが、政治家だろうが、警察だろうが、その時そばにいて、寄り添ってくれた人に心は動くのかもしれない。
私も人に寄り添える人になりたいなぁ。
喜劇に吹っ切るか、もっとシリアスに吹っ切るかしてもらえたら、いい作品だったかなぁ。
これが本当にあった話とは・・・・
何と言っても警察の対応が不思議
本当にあんな対応をするのか?
犯人に愛嬌があるから、そこまで人質に懇意にされたのかな?
そこまで愛されるとは・・・・・
映画館の音声が大きすぎて耳が痛かったのでゆっくり観れずに困りました
面白い映画でしたが
実話というところが興味深い
ものすごーく面白かった!
最初に、ぐぃーん⬆︎ってテンション上げられて、
そのまま、どうなるのー!?って集中して、
最後までドキドキのあっという間でした。
犯人と警察の駆け引き、犯人と人質の危機共有からの相互理解への心理。
もう、ラースがめっちゃ憎めない犯人像になってるもん!
警察署長は、憎たらしさ増し増しだし、
そりゃあ、わたしだって、ビアンカ同様に、「逃げてー!」
って応援しちゃってさぁ〜。
自分が、ストックホルム症候群になりやすいタイプということを発見しました。
誰にでもよいところはあるでしょ
出会い方は稀だけど、ここで会ったのが何かの縁。
異常な時空間を過ごしたから、情が芽生えるのか。
出会うべくして、出会った二人なのか。
これはわからないことですよね。
けれども、やっぱり出会うべくしてであったのかなあ〜
社会心理学では、ストックホルムシンドロームはよく出てくる単語だけど、こんな感じ?
人質の心理を表す事件として有名だけど、デフォルメされていたとしても、これって人と人の心の触れ合いで起きたことなんじゃないの?と思ってしまう。
社会からはみ出し者と言われても、誰か一人が自分の良さを見抜いてくれたら、それだけで人生が捨てたもんじゃないと思えるような。
ただの出会いの物語。
稀な出会いの物語。
心理学者が分析してシンドロームにしてしまうような、野暮な話じゃないような。
ストックホルムシンドローム
誘拐事件や監禁事件などの被害者が、犯人と長い時間を共にすることにより、犯人に過度の連帯感や好意的な感情を抱く現象をいうらしい。なんでそうなるのでしょうか?なるほど奥深い映画です。過去の事件にも、たくさんのストックホルムシンドロームが見られるのですね。ハリウッド映画の中にも、ストックホルムシンドロームが見られます。美女と野獣は果たして?
ストックホルム症候群元ネタということで
言葉自体は聞いたことはあったが、
実際の事件までは知らなかった。
ラースが事を起こすきっかけみたいなものが判り難い。
周りの人間含めてだが、もう少し心情を描いてあると良かったのでは。
冒頭で嘘のような本当の話とあったが、
確かに勘ぐりたくなる。
洗脳?
この物語は実話をもとにしたフィクションなのか、或はそのまま本当にあった出来事を忠実に再現したのかがよくわからない。どこかに、その答えはあるのかもしれないが。
しかし、あのような状況で強盗犯に旦那がいながら恋をしてしまう女性行員の心情って一体・・・
人間とは摩訶不思議な生きものである。
上映時間も90分と丁度いい塩梅で、まぁ、それなりに楽しめた。
ハマってましたよイーサン・ホーク
実際にあった事件をドキュメンタリータッチで描くのではなく、コメディに寄せた作品でしたね。好き嫌い分かれるのかもしれませんが、こういう作りもありだと思います。それにしてもイーサン・ホークが良かった。この人は憎めないキャラの悪党をやらせたらピカイチだと思いますね。
「犯人を信用できますか?」「警察よりはね。」
イーサン・ホーク演じるラースの行動がボケならば、コメディとして十分。もしあれが正気ならば、とってもおバカな強盗劇。まだ警察側も対処マニュアルなんてなかった時代だろうけど、時間の経過がのろいし、緊迫感も希薄だし、事件自体どこか牧歌的に見える。つまり、ぬるい。
「ストックホルム症候群」のことは知ってるし、被害者側の感情が単なる同情ではなく、共鳴や同調する過程をシリアスに描くのかと思っていた。が、随所にクスリとおかしい場面。それは意図したものなのか、真剣なのに不謹慎にも笑ってしまうのか、どうもはっきりしない感。特に「人質と犯人が妙に仲良くなっていますよ。」なんてドハッって吹いたし。また○○室に入って行っちゃうのって、まるでドリフかよ(「うしろ!うしろ!」的な)、って思ったし。
ストックホルム症候群と思うと?
有名なストックホルム症候群から想像して期待した映画ではなかった。
なぜ被害者が加害者に惹かれるのか?不思議が必然になっていく心理劇じゃなかった。
ピリピリとした緊張感溢れる人質と犯人、警察と犯人の心理戦も無かった。
どうも違うなと気づいてからは切り替えた。そうするとすこし面白くなってきたが、最後まで肩透かし感がどうしても拭えなかった。
もう少し派手な逃亡劇にして、見事脱出成功なら楽しくできたんじゃなかろうか。
コメディだよね、これ
エンタメ方向に振ったためなのか、人質の人妻と、子持ちの犯人による不倫の話になっちゃってて、観てる途中で椅子から滑り落ちました。
イーサン・ホークのマッチョバカっぷりを見るコメディとしてならわりと面白く感じられますけど、ドキュメンタリー性を求める人にはおすすめしません。
狼たちの午後 を思い出す
イーサン・ホーク、ノオミ・ラパス、マーク・ストロング、大好きな俳優が三人出演してるので初日に見てました。
出だしは名作「狼たちの午後」風で派手で面白い展開で始まります。
実際に1973年のストックホルムで起こった銀行立てこもり事件が基となっている点も「狼たちの午後」と同じなので興味深かったです。
“ストックホルム症候群”の語源になった事件らしく犯人と人質の妙な連帯感が面白く最後まで飽きないで見れました。
ラストは「狼たち・・・」に比べると衝撃度は低いですが良い落としどころというところ。
名優達の演技をじっくり見たい方にお勧めします。ボブ・ディランの歌も良かったです。
ストックホルム症候群
まぢか?あほか!なんじゃこりゃ?!そんなわけあるか!と思ったが…こういった実話をコメディ調に仕上げ、別の意味で期待以上に楽しめました。
良作だけに描写不足が残念。でもみる価値はあり。
今年48本目(観た日と書いた日は違います。数日前)。
さて、こちら。鬼滅の刃等で放映されている映画館は少ないのですが、隠れた名作かと思います。
「ストックホルム症候群」といえばご存知の方も多く、それをベースにした「実話ベース」としながら多少の脚色は加えているようです。
※ 実話ベースの場合、最後に「主人公はこういう人生を歩んだ」というように実際の写真などが出ることが多いので(カセットテープ・ダイアリーのように)。ただ、「実話ベース」であるのは確かなので、あることないこと付け加えてはいないのでしょう。
日本ではもっぱらこの名称で呼ばれますが、他の方も指摘されたように日本では誘拐事件では似たような症状が指摘されますし(長期監禁事件や、よど号など)、決して遠くの存在ではない(ただ、毎日のように見る話でもない)お話です。その「名前だけは知っているけど、ストックホルムってそもそもどこだっけ、ヨーロッパのどこかの国の首都か何かだっけ?」程度からは一歩抜け出せますね。
ただ惜しいことに放映時間が92分(公式より抜粋)のため、どうしても心理描写が薄めであり、それは300年も500年も前の実話ベースなら仕方がない(確証がない等)のですが、「わりと最近の」ことであり(とはいえ40年以上前…)、あと20分、せめてあと10分伸ばしてでも加害者どうし、加害者/被害者(特に、この映画ではこの部分は重要)、加害者と警察(や政府)などとの心理の描写に注力して欲しかったな、とは思います。
とはいえ余計な「意味の分からない謎の描写」や「あってもなくてもいいどうでもいい趣味的な部分」がない点、良い映画だなと思いました。そして鬼滅の刃祭りなこの最近(いったいいつまでやるんでしょう…)、こうした「隠れた名作」をチョイスしてくださったシネリ○ブルさん(別に隠す必要ない…)には感謝です。
および、刑務所に関する描写が少しだけ出ますが(ストーリーの展開上、どうしても最後に犯人は逮捕され投獄されるため)、日本のそれ(いわゆる、社会復帰センターと呼ばれるタイプを除く)と違って、刑務所といえども被害者の人権を守るとともに、加害者(=受刑者)の人権も厚く保護している(日本もだいぶ進歩していますが、国によっては支離滅裂なところや過重収容が異様な国もある)ところも、日本との違い(日本も良くなっているとは言われますが)との違いには目を張りました。
※ 以上のことは、だからといって「日本の刑務所は快適になったのだから加害者が手厚すぎるほどだ」ととか、「加害者の人権が手厚すぎる」いう議論では「ありません」。
減点要素は下記の0.3で4.5(七捨八入による)としました。
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0.3 どうしても、上記のように92分とやや短いところがあるため、淡々と事件の流れが追いかけられるだけであり(なお、実際の事件では立てこもりは5日だった模様)、「ドキュメンタリー映画」の分類にも入りませんが(事実、実際の動画は一切流れない)、心理描写が薄いため、「実話ベースのお話です」としながらも淡々と見ざるを得ない部分はどうしてもあります。
もちろん150分だの180分だのになると観客も疲れますが(しかもこのコロナご時勢…)、あと20分、いや、あと10分長くとって、描写を厚くしても良かったのではないか…と思える点です(かつ、こうした映画はどうしても「元が取りにくい」以上、あまり他の会社が追いかけて同じ題材で映画化することは少ないので、今回の良い機会でこうなってしまった以上、数年は同じ題材が取り上げられることはなさそう)。
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イーサン・ホークのオスカーはまだか?
「狼たちの午後」の元ネタでもある事件。とても興味深く、人の微妙な心理をとても上手く扱っている。現実は小説よりも奇なりを見事に表している。イーサン・ホーク、ノオミ・ラパスの演技がやはり際立っている。この二人がオスカーを取る日は近い。
バカでいい奴
無計画過ぎてめちゃくちゃな犯人の行動に、まったく上手く行く気がしない。
そんなだから、あれこの人たち何がしたかったんだっけ?って思ってしまう程に間抜けな雰囲気だった。
盛り上がってるのは当事者だけで置いてけぼり感に駆られた。
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