劇場公開日 2020年11月6日

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「「犯人を信用できますか?」「警察よりはね。」」ストックホルム・ケース 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0「犯人を信用できますか?」「警察よりはね。」

2020年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

イーサン・ホーク演じるラースの行動がボケならば、コメディとして十分。もしあれが正気ならば、とってもおバカな強盗劇。まだ警察側も対処マニュアルなんてなかった時代だろうけど、時間の経過がのろいし、緊迫感も希薄だし、事件自体どこか牧歌的に見える。つまり、ぬるい。
「ストックホルム症候群」のことは知ってるし、被害者側の感情が単なる同情ではなく、共鳴や同調する過程をシリアスに描くのかと思っていた。が、随所にクスリとおかしい場面。それは意図したものなのか、真剣なのに不謹慎にも笑ってしまうのか、どうもはっきりしない感。特に「人質と犯人が妙に仲良くなっていますよ。」なんてドハッって吹いたし。また○○室に入って行っちゃうのって、まるでドリフかよ(「うしろ!うしろ!」的な)、って思ったし。

栗太郎