「タイトルが大袈裟かなぁ」三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 背中にエンジンさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルが大袈裟かなぁ
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本は読む方だが、どうも三島、太宰、芥川には触手が伸びず、たまに読んで見ようかと思うが数ページで挫折。三島由紀夫と言うと切腹と男色のイメージだけ。なんか気難しく、人の話をまともに聞かない人間と言う先入観があったが、学生らと対話する時の彼は時には有能なMCの様。深夜の討論番組で気にくわないと「黙れ!」と遮る某老司会者とは随分違うなぁw
ただ、タイトルはやはり大袈裟。と言うのも、「VS」と付ける激しい討論ではなく、頭良すぎて、自己満足の屁理屈を語る学生を三島由紀夫がいなしてる様にしか見えない。あれ、言っている本人以外の学生は理解出来てるのかなぁ。
村上春樹のノルウェイの森でも学生運動(舞台のモデルは早稲田)の様子が少し書かれていて、教授を追い出して演説を始めた学生らが、就職活動の時期になると慌てて単位を取りに必死になり、主人公が「運動はどうなった?」と聞いても返事はない。
東大の彼らはどうだったんだろう。一部は暴走したままになったが、世間は何も変わる事無く、彼らは祭りを楽しんだ後、就職活動を始めたんだろうか。
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