「あの時代の熱量」三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 ちこどんさんの映画レビュー(感想・評価)
あの時代の熱量
今の若い人には彼らの言葉は日本語なのに「何言ってるのか意味不明?」って思うのではないかしら。
三島の嫌いなサルトルやハイデッカーを高校時代読んでいた私でも、世代が違う人の当時のやりとりを聞いていると、こうも言葉が違うのか!外国語並みに分からない、という場面が沢山ありました。
もちろん私の頭が足りてないからだとは思うのですが、あの時代には学生は真剣に毎日あのような話をしていたのでしょう。
本当に言葉に力があって、顔を合わせて言葉をやり取りする意味が感じられる時代だったのですね。
その熱量はものすごく伝わってきました。
平野さんの解説等とても分かりやすくて、ナレーションの東出昌大さんの優しい語り口もとても好感がもてました。
みんなが言葉に力を込め、熱量を最大にしていた時代の空気をたっぷりと感じる事ができました。
それにしても煙草吸いすぎです!
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