「まさに「呪怨」。極限状態で描かれる、母の葛藤とは。」ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷 門倉カド(映画コーディネーター)さんの映画レビュー(感想・評価)
まさに「呪怨」。極限状態で描かれる、母の葛藤とは。
【賛否両論チェック】
賛:極限の恐怖の中で、大切な息子を守ろうと奔走する母の姿が印象に残る。要所でのオマージュシーンも、ホラー映画好きには嬉しい。
否:ホラー映画特有の、急に驚かせる演出がメチャメチャ多いので、苦手な人は観られない。グロいシーンもかなり多め。
さすがはあの「呪怨」シリーズのリメイク。急に驚かせるシーンは、本家に負けず劣らずメチャメチャ多いので、ホラー映画が苦手な人は全く観られません(笑)。また、R-15指定がつくくらいなので、グロい描写もかなり多いです。そして実際にご覧になっていただくと分かるんですが、本家を彷彿とさせるようなオマージュシーンも、要所要所で登場します。
そんな極限状態で描かれていくのは、未曽有の恐怖にさらされながらも、大切な我が子を必死で守ろうとする、母の葛藤と戦いです。ラストはやや切なさも残ってしまいますが、さすがその辺りも「呪怨」オマージュですね(笑)。
冷静に考えると、ツッコみどころなんかも結構あったりはしますが、日本が誇るホラーのリメイク版ですので、ホラー映画好きは必見の作品といえそうです。
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