「92年生まれ、とある男性」82年生まれ、キム・ジヨン でんでんでんさんの映画レビュー(感想・評価)
92年生まれ、とある男性
Amazonprimeにて視聴
全編を通して、主人公の女性の逃げ場がない、息苦しさが伝わってきて苦しかった。
映画を見ながら、自然と思い出、失ってきた機会に目を向けなければならないと感じた。
例えば私の大学進学は、私のどんな経験や役割から可能になったものなのか?
その経験や役割を得るためや周りの人(今回の場合女性)のどのような犠牲を伴ったのか?
私は92年生まれ、視聴時点で未婚である。
長男であるため、姉より優遇されている(または役割が違う?)と感じることもある。
姉とはこんな話はしたことが無いが、きっと主人公に似た経験もしているだろう。
男女は身体的に異なるし、育つ環境次第で
何を普通と思うかの基準は大きく変わる。
私が「普通」と考えて生きたいのは
医療の発達した現代では感じにくいが、
出産には女性の命の危険が伴うということ。それだけの一大事なのだと。
また、自分が「普通」だと思って発している言葉や行動を定期的に見つめ直し変えて行くことが大切なのだと感じた。
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