劇場公開日 2020年10月9日

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「変えたくても変えようのない社会…」82年生まれ、キム・ジヨン ゆ~きちさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0変えたくても変えようのない社会…

2020年10月25日
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鑑賞方法:映画館

女優さんの美しさに終始見とれながらも、女の生き方の息苦しさ、まるで日本のことと思えるような閉塞感を感じていました。

翻って、今自由に生きている自分も、確か若い頃はモノみたいに扱われたよなぁとか、キレイでいるのは決して自分のためじゃなくて、スペックの高い男に選ばれるためだけで、毎日媚びた生き方が当たり前だったよなぁと思いながら観てました。

ジヨンさん、決して不幸ではないはずなのに、優しい旦那さんと可愛い娘、何不自由なく生きられて、幸せに生きる道だと思って選んだはずなのに、どうして女ばっかり我慢するんだろ。

女が稼げないような給料システムにしてるのも、女を子育てに専念させようという悪意さえ感じた作品でした。

韓国にはまだ兵役義務があるから、当分、女子供という発想が抜けないのかもしれない。兵役義務は気の毒だとは思うけど、だからって男だけが優遇される社会ってなんなの?

盗撮のクダリは、もう嫌悪感しかなかった。…そう、女はモノなんだよね。覗かれて嫌だなぁ、と傷つく気持ちすら想像してもらえない…。

ゆ~きち