「自由で魅力的な未来を願います」パピチャ 未来へのランウェイ ねもちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
自由で魅力的な未来を願います
90年代のアルジェリア内戦下で生きる普通の若い女性達の姿が切なくて、切なくて…
息が詰まりそうな重さを感じながらも
ファッションデザイナーを夢見る主人公の女子大生を通して自由への解放や女性蔑視…
女性監督ムニア・メドゥールの冷静かつ力強い造りは実に見事でした
ファッションショーのシーンは魅力に溢れた女性達の生き生きとした笑顔が自由へのランウェイに重なったが…悲劇へと…
が、結末の彼女達の穏やかかつ希望に溢れる微笑みに常識にとらわれない未来が見えた気がしたのが救いであった…
ゆっくり、ゆっくり進んで欲しいと祈りを込めて…
哀しい事に今でも世界のどこかで起こる悲劇を
改めて知り見つめ、考える事が自由過ぎる国に生きる私達の役目だろう
未来へ向かって解放と自由を魅力的に演じた
リナ・クリード!彼女の女優としての未来も楽しみだ!
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