「戦争が落とす影…」コリーニ事件 ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争が落とす影…
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コリーニが殺人を犯したことは許されないが。。ドレーアー法、確かに戦時下において絶対命令服従の下、処刑をした兵士の罪はと言われたら、線引は難しいかもしれない。しかし、平気で人を処刑し、その後、悠々自適に暮らしてる当時の高官が全く罪に問われないのは悪法だ。自分の育ての親を殺した殺人犯を弁護し、その孫ともかつては恋人同士という複雑さも絡み合い、見応えあった。コリーニは子供の頃から父の死の復讐だけを生きがいに姉とともに生きてきた、何とも悲しい。結局、戦争は負の連鎖しか生まない。弁護士を演じたエリヤス・エンバレクがとても精悍だった。
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