「映像と音楽が美しいけど、内容は…」ハニーボーイ あささんの映画レビュー(感想・評価)
映像と音楽が美しいけど、内容は…
毒親に育てられた子どもが大人になり、父親との確執を少しずつ解消していこうとする。
自分も子どもの頃の父親と同じように酒に溺れて療養施設に入る主人公が、カウンセリングを受けながら少しずつあんなダメ親父からも愛されていたという事を知る。
結局のところ父親も自分の不甲斐なさに情けないやらで辛かったんでしょうね。底辺のダメ親父なりの愛情表現が下衆なんだけど、これが不器用でなんだか泣けました。
子どもに養ってもらっている父親、前科者で学もなくまともに働けない。その父親もアル中から生まれた子ども。そしてまたその子どももやがてアル中に。やるせ無いな。。。
万引き家族とは全く違うんだけど、なんだかよく似た感覚を覚えました。内容的には結構重い。だけど映像と音楽でその重さを美しさに変えてくれている。
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