「暗数。ここに気付いてほしい」暗数殺人 まりぽっささんの映画レビュー(感想・評価)
暗数。ここに気付いてほしい
暗数=統計に現れていない数字
すなわち「暗数殺人」とは、世に認知されていない殺人事件のこと。
とある殺人事件で逮捕された男カン・テオが突然「全部で7人殺した」と自供。しかし証拠が無い。
その真相を追う刑事キム・ヒョンミンと、警察や検察を相手にゲームを楽しむかのようなカン・テオとの心理戦を描く。
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まず何よりチュ・ジフン頑張ったね〜!と感心。ソウルっ子が慶尚道の方言をココまで再現したら上出来でしょう。
細かい評価が機能的に出きないけど、★+0.2
実際に起きた事件をモチーフに、映画じみた誇張や派手さは無く終始等身大の描写。
身近に起こりうることのように思えて、ある意味での不気味さを感じた。
被害者遺族がこの作品の公開を概ね好意的に捉えていた点を考えてみても、このような暗数事件が世の中にまだ沢山存在しているという事実を社会が知るキッカケを作ったことに、この映画の価値があるのではないだろうか。
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