「胸糞が悪くなるほど凶悪な犯人像」暗数殺人 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
胸糞が悪くなるほど凶悪な犯人像
ある意味傑作。
犯人:カン・テオ役のチュ・ジフンの演技が、初めて見た瞬間から嫌悪感に襲われ、次に恐怖に変わり、「こいつを●ろしたい」という気持ちにさせられる。
迫真の「頭のいいサイコパス」演技。
監督脚本のキム・テギュン氏もすごいわこれ。
あえて他の殺人事件を自白し、逮捕された直近の殺人事件を減刑させるため、警察と検察の捜査信頼性を貶めるという手段も腹立たしく。
実際にあった連続殺人事件をモチーフにしているので、胸糞が悪くなるほどリアリティがある。
「暗数」とは、警察が認知している犯罪件数と実社会で起きている件数の差を指し、タイトルは「失踪扱いで殺人と知られてない事件」のこと。
日本の映画『凶悪』を思い出しもしました。
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