TENET テネットのレビュー・感想・評価
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何度も観たいエンタテインメントです!
難し過ぎ。カタルシスも無い。
「これぞ映画」
わかりやすすぎる
SF的なギミックがわかりにくいだけで、筋は単純だった。
世界を滅ぼそうとする悪い奴と、それを食い止めようとする正義の主人公。典型的な「悪」対「正義」の二立構造。
順行と逆行が入り乱れるシーンは、映像表現としては革新的だったが、作品自体のテーマはステレオタイプだった。アベンジャーズとかワイルドスピードとかと、大差ない。
自分の価値観を、全く揺さぶられなかった。
冒頭のオペラ劇場のシーンでワクワクして、後の展開に期待したけど、ストーリーが進むにつれてこぢんまりとしていった。
空港での伏線回収は、伏線というにはあまりにもあからさますぎて、もはや伏線の体をなしていない。
物語に刷新性がないから、映像表現とSFギミックで煙に巻いたという印象をもった。
ただその映像表現とSFギミックの使い方は卓抜だったので、こういう評価をつけることにした。ラブロマンスより友情に比重の寄っているストーリーも嫌いではなかった。
頭に?を浮かべた分幸せになれる。
とにかくノーラン監督の作風はくせがすごい。
おそらく普通のファミリー映画を撮らせても、観客に何の説明もしないまま時間軸を交互させたり、見えていないところで実はこうだったと伏線を張り巡らせたり、
サザエさんで例えるなら、カツオの打ったボールが窓ガラスを割るといった事件が、
窓ガラスが割れたシーンやその前後をすっ飛ばし、いきなり浪平とガラスを割られた住人による罵りあいから始まるといったように非常に難解。
そんな監督が時間を遡る映画を作ったので、見る前から難解なのは想像に難く無いです。
劇場予告でもそれが表れています。世界一、何の、どんな映画か分からない予告でしたよね。
幾重にも張り巡らせた伏線や、ばらばらになったシーン、物語を最後に一気に収束し回収して行き、観客が頭に?を浮かべれば浮かべた分だけカタルシスがある構造になっています。
もの凄い複雑で矛盾だらけで、映像的に逆行すんの、面白くね?見たいなのりと、あまつさえ劇中に「考えるな、感じろ」とまで役者に言わせる辺りパラドックスには監督自身もお手上げのご様子。
分からないことだらけ、説明不足、めまいがするほどの構成、とにかく難解、とにかく難解ではありますが、何故か面白い。
そしてこの映画の醍醐味は見終わった後にみんなでわいわいと談義すること。
見終わった後と言う結果に考察と言う過程を、正に劇中のジョン達の様に逆行し、物語を思い返し、監督の手中にハマってしまうのも一つの楽しみ方に思えます。
頭に?を浮かべた分後半からの種明かし的展開に、不思議とあふれてくる多幸感に包まれますが、
脳みそが強制終了し、気絶しないようカフェインでもぶち込んで、覚醒した状態で鑑賞することを強くお勧めします。
予想通り?ワザと?アレだけ期待されただけに…
時間は跳ばずただ進むのみ
どーしたってハードル上がってしまうノーランムービー。しかも過剰なCMで期待値更に倍!てな感じで少し可哀想にすらなりますねぇ。まぁ、メメントからの付き合いの自分としては…ウナギ登ってましたけど(笑)。
何度も視たオープニングにも追加があったりと、序盤からワクワクしつつ「むむ?」なんて思ってましたが、中盤から忙しかったですねぇ。それまでのペースに気持ち良く乗っかってた分、乗り遅れそうになって慌てちゃいました。「12モンキーズ」「ルーパー」「プリディスティネーション」辺りが好きな自分には堪らない展開でございましたが、観賞後に無性に視たくなった作品は「ぼくは明日、昨日の~」でございまして(苦笑)、100人に1人位は同じ気持ちで劇場を後にした人がいるだろうな、なんて信じて書き込んでみた次第でございます。
仰天!て程ではなかったですが、流石のノーラン節で、美味しく頂けました。ただ、ふと思ったのだけれど、ノーランさんは女性キャラクターをアレコレするのは少し苦手なのかな?なんて不謹慎にも思いつつ、劇場を後にしました。
観るならやっぱりIMAX!
追記:2回目通常スクリーンにて。やはり画面はスケールダウンが否めませんでしたねぇ。音環境の良い劇場だったので、音響は問題なし。そして2回目こそが本番、というか面白かったです。「問題→回答」だった初見からの「解答→発見」は前のめりに為らざるを得ませんでした(苦笑)。これは頑張って池袋で3回目だな(笑)。
逆行する映像の世界に活躍する順行の主人公の斬新な面白さと謎だらけの困惑
時間が逆行する装置の謎に翻弄されるCIA工作員の恐怖を同時体験させられるSF映画。その逆行する映像に進行する主人公が活躍するという、複雑怪奇な趣向が映画的な面白さになっている。大型旅客機の暴走シーン、高速道路での派手なカーチェイス、そしてラストの戦闘シーンのスペクタクルと見応えのある作品には違いない。IMAXの臨場感たっぷりの劇場鑑賞の、今日的な映画の醍醐味は味わえた。また、音響効果の体感度が高く、船内シーンでカメラワーク外の波の音が聞こえる精密さには感心してしまった。ただ、世界の破滅を目論む武器商人ケネス・ブラナーに仕える部下たちのモチベーションが理解できないし、ケネス・ブラナーの真意も表現しきれていない。謎が多い脚本を理解するためには、何度も観ないといけないとすると、これは新手の商業映画の策略にまんまと嵌められるのではないか。それを良しとする楽しみがあるのも否定はしない。演技面ではセイターの妻キャサリンを演じたエリザベス・デビッキにしか魅力を感じなかった。
クリストファー・ノーラン監督の創作意欲には、ある程度の敬意を感じる。それは、けして独りよがりの自己満足に陥ってはいないからだ。
途中置いていかれそうになる
アイデアに縛られてスピード感のない展開
初見では理解できない
分かりにくい映画でした!
最後のどんでん返しが最強!
この映画、監督の凝りすぎで、一回観ただけでは判らない部分が多いです。言えるのはSFと007が合流しているような作品です。最後のドンデン返しは最強と言っても過言ではないでしょう。悪党の妻役の191cmのデビッキの存在は、ある意味この映画での心休まる部分かも知れません。時間軸の逆行と通常の時間の進行の中で、兵士は戦います。この不思議さは、やみつきになりそうです。いずれにしても、未来はパラレルワールドというものが、ごく普通に語られる世界になると思うと、この作品は先を行っています。また、核戦争そのものがたいした問題ではなく、むしろ全てが消滅する兵器の方が、もっと怖いということを知ることができます。冒頭の音楽会から一直線に進展していくストーリーは、ほとんどの方が面食らうと思います。判らないことだらけで進んで行く映画ですが、その謎解きは最後に半分解けます。それでもまだまだ消化出来ない魅力ある作品なのです。
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