TENET テネットのレビュー・感想・評価
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1回じゃ分からない
ダークナイトシリーズ、インセプション、インターステラーなどのクリストファー・ノーラン監督の最新作。
時間をテーマに人類を危機から救うSFアクション。
デンゼル・ワシントンの息子ジョン・デビット・ワシントンが主人公・名もない男を演じ、ハリポタのセドリック・ディゴリーで有名なロバート・パティンソンが相棒ニールを演じる。
時間を逆行する装置を使って順行と逆行入り混じりアクション。
ノーラン節満載の説明ほぼなしで進んでいくストーリー。
1回観ただけじゃ全て分からない。
インセプションによく似てる。
ニールがインセプションのアーサー並みにカッコいい。
疑いだしたら全部怪しい。
謎が多いし、それが解けていくのも楽しい。
途中であっこの場面ってのもあるけど、最後まで分からないことも多い。
結局どうなのかを様々考える。
ただ予告編で言ってる程の逆行アクションが少なく、物足りない感。
これは観ないと分からない。
観て誰かと話したい。
一言で言うなら、メメントとインセプションの時間やストーリーの肝、複雑さ、インターステラーの物理的要素、ダークナイトシリーズのアクション、ダンケルクでの戦場アクション、3点時間軸などノーラン作品を掛け合わせたようなノーラン集大成のような作品。
お手洗いに気を付けて!
新型タイムワープSF!
未来を救うため、過去を変える。
過去へ戻ってもう一度やり直す。
過去、幾つも「時間」をギミックに据えた作品はあれども、
結局、主人公たちの時間は正転するしかないのだがこの作品は違った。
前を向いて時間の中をさかのぼってゆく、逆転するのだ。
このベクトルの違いが作品の少々難解なところでありハイライト、面白味となる。
インセプションも、ある一点に向かい全員が一斉に動き出すダイナミックな展開がたまらなかったが、こちらもある一瞬へと全員が収れんしてゆくスリルがたまらなかった。
時間を逆行する以上、結果を先に目の当たりとし、後に原因を知ることで受ける衝撃もジワリ、重い。その精密さはインセプションと変わらず、一度で全てを観切ることは難しのではないか? と思う。
万人受けとは言い難いマニアックさにまみれているが、間違いなくSF好きにはたまらない一作だろう。
そして今回も思うに、ノーラン監督のロケ地選びはセンスがいい。
あと楽曲も絶対、正転、逆転の両方がかかっていると思ったのだが、どうだ?
追記
この映画はもしかすると「フィルムの編集作業」そのものを落とし込んでいるのかもしれない。
編集マンの時間軸は常に正転だが、作業に合わせてフィルムは適宜、巻き戻すこととなり、逆転させて目的の地点へ向かいつつ作業を行うその立場は、ちょうど主人公たちと重ならないか。
その編集マンが劇中のどこにいるのかを想像すれば、壮大な全体像が見えてくる気が「してきた」!
こ難しいノーランの、こ難しいB級SF映画!
映画を作る上で物語の約9割は確立されていて、どうアレンジしてどう描くのか。それが映画と言うものなのたが…
1、アインシュタインの相対性理論上は、時間の概念は一定では無く、理論上は時間軸を戻す事が出来れば過去に行ける。(所謂理論上は、時間軸を逆行させる事が出来れば過去に行ける事になる。)
2、物理学上、アナザーワールド(もう一つの仮想現実)は存在し、私達の暮している現実と密接に関わり合って影響し合っていると言われている。
但し、決して我々は、もう一つのパラレルワールド(アナザーワールド)に行く事は出来ない。
ノーランの考えたこの物語は、先程述べた様に時間軸を逆行でき、決して交わる事の出来ない、もう一つの仮想現実から巡行する現実と交わる事が出来、都合の悪い現実を修正出来る様にしたストーリーとなっている。
簡単に言うと、都合の悪い結果の現実となってしまってもパラレルワールド(仮想現実)から時間軸を逆行し、決して物理学上、交わる事の出来ない巡行現実世界へ行って、意図する現実世界へと過去現実を修正しながらミッションを遂行して行くと言うSF映画なのだ。
ただ、アインシュタインの時間軸を戻して過去現実に行くと言う事は、巡行現実の地球の自転は右回転なので、逆行で時間軸を戻して過去現実に戻って過去現実を修正するので有れば、地球の自転も逆回転の左回転となり時間軸を戻さなければならず、巡行現実→地球の自転の右回転と逆行→地球の自転は左回転となるので矛盾が生じる事になる。
なので、物理学上、決して仮想現実(アナザーワールド)と現実社会は、密接に関わり合ってお互いに影響し合っていると言われているが決して交わる事は出来ないとしているのだ。
よってノーランの考えたこの物語は、アインシュタインの逆行で過去に行ける→巡行現実に介在出来ると言うストーリー事態に矛盾が生じるので、真剣に考えるSF映画ではなく、「考えるな、感じろ」→(ブルース・リーのアクション映画のヒット作 「燃えよドラゴン」のセリフのパクリ)と言うセリフを冒頭で女性科学者が非科学的な言い方をしているが、気軽にみて感じて下さい。と言うラフなSF映画として観た方が良いでしょう。
真剣に考える様な、話の辻褄が合っている様な整合性の高いSF映画なんかではないので。
それに本国アメリカではTENETは、もう既にコケている映画となっている様で、新作映画が新型コロナウィルスの影響で他にほとんど公開されていないのでランキングでは一位になっているが、ほぼ赤字映画確定になるそうです。
辻褄の合わない整合性の低いB級SF映画故に、物理学の弱い日本とかではリピーターとして、また観に行くと言う現状も起きてきる様ですが、こ難しいノーランの罠にまんまとハマる様なものなので、DVD、Blu-rayがリリースされてから自宅でチャプター再生してレンタルででも観た方が良いでしょう。
B級SF映画なんて、何回観てもB級SF映画でしかないので。
それを知った上で、結末から逆行して映画を観た場合、ストーリーとしてはわかり易くなっている。簡単に言うとBlu-ray、DVDとか出た場合、ラストからチャプター再生で、どんどん戻っていくとわかり易い仕組みになっている。
なので、タイトルも上から読んでも下から読んでもTENETにしたのだろう。
ストーリー的にSF映画なので多少の故事付け部分も有りますが、それを知っていれば、ストーリーとしては理解は出来る作品になっている。
しかし面倒臭いこ難しい映画監督の、こ難しいB級SF映画と言う印象は払拭出来ず、SF映画の名作 アバター、ターミネーター2、エイリアン2等の様には楽しめなかった。
アクションと迫力の有る音響効果は評価するが、面倒臭い1.5流のノーランが作る面倒臭いB級SF映画と言う印象の映画でしたね。
ノーランは、面倒臭い映画を作る事で有名な1.5流な映画監督として名を残すタイプの映画監督なんでしょうね。
こ難しい作品を作れば、現在ハリウッド映画は大作を作り難くなっていると言われているので、注目を浴びるとでも思っているんでしょうかね。
私はもう、二度と映画館でノーラン作品を観る事は無いと思います。
今、公開されているローランド・エメリッヒ監督のMidwayの方が断然楽しめましたね。
アメリカと日本のMidway海戦を題材とした中国資本の入ったハリウッド映画なので、当然日本とアメリカを公平には描いていませんでしたが…
眠くなった
ボーっと観ていられません
おー、そっかそっか!
と、ラストにかけて盛り上がるためには
ボーっとしていてはいけません(笑)
なんとか、この世界観、設定を理解せねば!
理解し辛くして、リピート狙ってる?(笑)
と、勘ぐりたくなります。
さて、IMAXで鑑賞。
うーむ、IMAXじゃなくてもよかったかなー?
拡がりある絵が少なく個人的には、ダンケルクの
ほうが向いてたかな?と。
でお話し。
よく考えられています。面白いです、設定と世界観。
で、それをよくぞ映像化しました!パチパチ。
拍手ものです。
けど、ストーリーとしての興奮なかったんだよなー。
設定、世界観に振り回されてしまった感があります。
かなり深刻なエマージェンシーなのに、なぜだ?
敵の小物感。
なぜ?もっとバーディ感盛り上げない?
なぜ、そんなに窮地から帰還できる?
決まったラストに向けて、パズルをはめ込んでいく
感じのストーリー、僕は盛り上がれなかったなぁ、
残念ながら。
全体的に
映像的答え合わせ、
映像的伏線回収になっちゃぁいやせんかねー。
でも、そーいう世界観だかり仕方ないか。
映画は何度も観る!
理解はしなくていい
何度も観たいエンタテインメントです!
難し過ぎ。カタルシスも無い。
「これぞ映画」
わかりやすすぎる
SF的なギミックがわかりにくいだけで、筋は単純だった。
世界を滅ぼそうとする悪い奴と、それを食い止めようとする正義の主人公。典型的な「悪」対「正義」の二立構造。
順行と逆行が入り乱れるシーンは、映像表現としては革新的だったが、作品自体のテーマはステレオタイプだった。アベンジャーズとかワイルドスピードとかと、大差ない。
自分の価値観を、全く揺さぶられなかった。
冒頭のオペラ劇場のシーンでワクワクして、後の展開に期待したけど、ストーリーが進むにつれてこぢんまりとしていった。
空港での伏線回収は、伏線というにはあまりにもあからさますぎて、もはや伏線の体をなしていない。
物語に刷新性がないから、映像表現とSFギミックで煙に巻いたという印象をもった。
ただその映像表現とSFギミックの使い方は卓抜だったので、こういう評価をつけることにした。ラブロマンスより友情に比重の寄っているストーリーも嫌いではなかった。
頭に?を浮かべた分幸せになれる。
とにかくノーラン監督の作風はくせがすごい。
おそらく普通のファミリー映画を撮らせても、観客に何の説明もしないまま時間軸を交互させたり、見えていないところで実はこうだったと伏線を張り巡らせたり、
サザエさんで例えるなら、カツオの打ったボールが窓ガラスを割るといった事件が、
窓ガラスが割れたシーンやその前後をすっ飛ばし、いきなり浪平とガラスを割られた住人による罵りあいから始まるといったように非常に難解。
そんな監督が時間を遡る映画を作ったので、見る前から難解なのは想像に難く無いです。
劇場予告でもそれが表れています。世界一、何の、どんな映画か分からない予告でしたよね。
幾重にも張り巡らせた伏線や、ばらばらになったシーン、物語を最後に一気に収束し回収して行き、観客が頭に?を浮かべれば浮かべた分だけカタルシスがある構造になっています。
もの凄い複雑で矛盾だらけで、映像的に逆行すんの、面白くね?見たいなのりと、あまつさえ劇中に「考えるな、感じろ」とまで役者に言わせる辺りパラドックスには監督自身もお手上げのご様子。
分からないことだらけ、説明不足、めまいがするほどの構成、とにかく難解、とにかく難解ではありますが、何故か面白い。
そしてこの映画の醍醐味は見終わった後にみんなでわいわいと談義すること。
見終わった後と言う結果に考察と言う過程を、正に劇中のジョン達の様に逆行し、物語を思い返し、監督の手中にハマってしまうのも一つの楽しみ方に思えます。
頭に?を浮かべた分後半からの種明かし的展開に、不思議とあふれてくる多幸感に包まれますが、
脳みそが強制終了し、気絶しないようカフェインでもぶち込んで、覚醒した状態で鑑賞することを強くお勧めします。
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