TENET テネットのレビュー・感想・評価
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これはゲームでやるべき作品だ!
2020年のトップの映画は、これで決まりました。
アクションサスペンスなのに最後は大泣きした。
最後の戦場にニールが2人(現在と逆行を考えると4人)存在しており、もっと未来から死ぬために鍵を開けるために存在しているニールが分かったときに涙が止まらなかった。
初めから逆行を理解するのに頭を使いすぎてわけが、分からない展開に持ち込まれる。
1回目の飛行機のシーンで、ニールが敵のフェイスを剥いだシーンを見て、なるほどこれは未来から来た主人公なのかと考えてからピースがはまり理解が進みだす。
そこからの展開の速さと引き込まれるスピードは、過去に経験したことのない映画であり、2時間半の映画は30分くらいの感覚であった。
最後の戦場が終わった時には、一章完であり、ここから本当の黒幕を足早に倒して、映画が完結する。
主人公がニールに死ぬが世界を救うためにもう一度過去に言ってくれと依頼するのは想像でしかない。
時間軸を動かしたり戻したりするのは、ゲームで作るのが良いのかなと感じた、ニールの視点、キャットの視点で別のストーリーを見てみたい。
まとめるともう一度映画館に、答え合わせと見逃した部分を確認しに行こうと思います。
難解につき、スッキリした頭で。
2回目観たよ
久々興奮
「ジョーカー」の対極にある様な次世代の作品。
「ジョーカー」と同じように、単純明快で観て直ぐ面白い!という様な作品ではない。
何度も観返して、発見や理解を深める作品としては共通している。
が、
「ジョーカー」は極めて哲学的で明確な答えが無く、視聴者にゆだねられる部分が大きいのに対し、
「TENET」は、ほぼすべてに明確な答えがあり、極めて数学的になっている。(ストーリー的にも)
ただし、その『問い』(或いは伏線と呼ぶ)の量が極めて膨大であり、
通常の映画であればほんの数点で解り易く強調されているものが、最初から最後まで通してほぼ全てのシーンにおいて張り巡らされている為、よほど頭のつくりが良くない限りは、
1回の視聴ではとても全て理解できないものとなっている。
出演者は全て、「華」は無いが「艶」があるという感じで、やり過ぎな部分も無く極めて自然であり、
そういった部分が作品のリアリティを高めている様に思える。
また、心理描写はあまり強くなく、そういった部分を求める人にとっては、楽しめる作品ではないだろう。
兎にも角にも、只々、情報量が多く、
作品の本質を楽しむ為には、あらゆるシーンを全て憶えておく必要があり、
単純に見た目で派手さを感じるアクション部分であっても、
並行して発生している事象を脳内で噛み砕きながら観る格好になる為、
「難しい事」を考えるのが嫌いな人間にとっては、史上最低の作品と言える。
逆に、『解』が得られること、脳をグルグルと廻す事に快感を覚える人間にとっては、
史上最高の作品である。
私はごく一般人なので、理解し納得するまで、
9/19~21日まで毎日1回ずつ、計3回映画館に足を運んだ。
この作品は一般人が観る場合、
シークバーのある動画にて、気になる部分を何度も観返すのが前提となっている、
映画としては「次世代」のモノだと思う。
もし、普通の方が、
この映画を1回の視聴で終わらせたいと思った場合、
ネタバレを気にせず先にパンフレットを購入し、
半ば暗記する程に読みこんだ後に観ることをオススメします。
ターミネーター続編のもやもやが晴れ渡る
タイムトラベル系SF全部のせボリューム増し増し増しの時間延長と言った感じ、見ごたえ充分満足度No.1(笑)
“逆行”はフィリップ・K・ディックの逆回りの世界からの発想か、そうならいいなぁ
序盤から「三次大戦の阻止」だの「人類滅亡の危機」だの結構なお決まりワードが、わぉ!お、王道~
でも思えばノーラン監督てバットマンではクリーンエネルギーが核のメタファーだったりインターステラーのエウレーカ!のシーンだったり、シックな映像とストーリーテリングで誤魔化してるけどテーマ事態はちょっと古いというか、ステレオタイプなこと多いのかも、分かりやすいテーマなのにカッコいいギミックで捻ってある所がオタクに好かれてるイメージ(皆大好きダークナイトジョーカーもラノベの天才系強キャラみたいだしね)
さて、昨今のタイムトラベル系SFは、まずバックトゥーザフューチャーは嘘だよって所から入ります、過去を変えても多元宇宙が増えるだけで“祖父殺し”は成立しないよ、てやつですね
誰もが知る名作を引き合いに出すのはそれだけBTTFが偉大な証拠なので問題なしですが、もうひとつのタイムトラベルの金字塔を忘れちゃあいませんか、
そう、ご存知『ターミネーター』ですよ旦那、もちろんノーランは忘れてなかった、
SF詰め合わせな『テネット』ですが、かなり強めにターミネーターを意識した作りになっていると思います
映画好きでオタクの端くれならばターミネーターの続編が出来れば一応はチェックするのが嗜みてなモンで、それなりに楽しめもするのですが、金曜ロードショーで放送する2を見るたびに(ここで止めてりゃよかったのに、、)と思ってしまいます※個人の意見です
そもそも、こいつさえ殺せばスカイネットの勝利、だから未来からわざわざ殺人ロボットを送り込む、というのが大前提なのに続編が出来てもジョンが全然活躍しない、そりゃあ主役なので飛んだり跳ねたりはしますが、“全滅寸前の人類を勝利の一歩手前まで導く救世主”と結び付かない、でも前提は覆せないジレンマでもやもやしっぱなしです、しかもジェームス・キャメロン監督すら放り投げちゃったからもうどうしようもないです
その解答がテネットにはあると思います、しかもベストアンサー
ノーラン絶対オタクだから(偏見)ノーランももやもやしてたんだと信じてる
散りばめられた伏線がやけにわざとらしいかなと思ったけど(空港のマスク逆行マン、カーチェイスのシーンなど)それすらラストの落ちへの伏線に思える
それまでの入り組んだ時間軸のトリックから一変、携帯電話ひとつで“主役”から“黒幕”に違和感なく移行させた手腕に脱帽しました
100点!と言いたい所だけれど、前半単調なのと、画面が地味(逆行と通常の爆破などで工夫はしてたけど)だったので星3.8くらい
良くも悪くもノーラン作品だった
映画なんてフィクションで作り物なのに本物の爆破にこだわるのは何なのかねえ、それで迫力なくなったら本末転倒だと思うけど、CO2も出るし
まったく解らないのに面白い
「そういえば《インターステラー》もノーランだったか」と観てて思い出したの。《インターステラー》は「なんか相対論の話だな」「時空だから四次元空間を表現してんだな」と思いながら観て少し解った気になったんだけど、この《TENET》は全然わからない。
物理法則には時間の項が含まれないから、時間が逆向きに進んでも成立すんだよね。ただ、エントロピーが増大する方向に僕らはいて……みたいな話があった気がする。そこを使ってるっぽいの。
それで時間を逆行する人と順行する人が、同じ時間に存在すんだけど、そんなの想像できないよ。この話つくった人は想像できたのかな。
それで、理論的なところの理解は放棄して観るんだけど、それでも面白いのね。なんだか解らないことが展開してるのに、観てると面白い。シーンの力で引っ張ってくのがすごいと思ったよ。
エリザベス・デビッキの謎の女感がすごく良くて利いてるね。
あと時々「そうか、あれは未来のアイツだったのか」が解る演出が入ってるのもいい。
撮影は「逆行と順行を合成したんだな」って思うシーンもあるんだけど、たまに役者さんが後ろ向きに歩いてるシーンもあるのね。そこが、なんか、可愛くて良かった。
一つ良く解かんなかったのが、逆光するときは酸素マスク付けるんだよね。『空気が肺を通らない』って説明だけど、だとしたら酸素マスク付けたって通らない気がするんだけど、どうなんだろ。まあ、付けないと、順行の人と逆行の人が解らなくなるから、付けてくれた方がありがたいけどね。
「時間って不思議だなあ」と思ったので、時間のことについて勉強しようと思ったよ。
複雑だけど薄い映画。
必ずしも複雑な映画=深い映画ではありません。
設定は文句無しに面白いです。またCGを使わない映像はとにかく見応えがあります。しかし肝心のストーリーが非常に軽薄であり、言うなれば「設定を活かすためのストーリー」でしかありません。
これは『インセプション』にも同じことが言えるのですが『インセプション』には妻と夫などの人間関係の興味深さがありました。また今作と比べ鑑賞者にも優しい作りをしていました。
しかし今作は人間関係も表面的です。
主人公とニールの友情関係は悪くはありませんが、その友情を見てとることができないのが難点です。「友情関係があるという設定」にしか感じられませんでした。
総じてこの映画は、ノーラン監督がやりたいことをやった、撮りたい映像を撮っただけの映画だったのだと思います。
面白いけど難しい
映像も音楽もストーリーもとても面白かったです。
でもストーリーを人に説明しろと言われたらできない自信があります。。。笑
時間が逆に進んでいる時は音楽も逆再生になっている演出が好きです。笑(単純ですが)
2回目観てもいいなと思っています!!
複雑な時間軸@久々に映画館にて観賞
難しく考えず、感じる映画です。真剣に逆行シーンを考えちゃうと最後まで混乱するかも。スッキリとすることは無く、謎のままなところも。字幕読み飛ばしちゃった?とか思うけれど、色々と工夫ありまくりの不思議な映像、一見の価値ありです!
補足、コロナ禍のため、隣との間隔を一席空ける、前後空くよう千鳥席になっているので快適でした。
途中から早く終わんないかなって思ってた
メメントもダンケルクもインセプも大好きなのでノーラン監督の新作!超楽しみ!だったけど期待外れ。
主人公のミッションに臨む動機が劇中にちゃんと描かれてないから感情移入しづらい。
設定ややこしすぎ。
映画終わって明るくなった後のザワザワ、ほとんど「意味分からん」だったけどほんまそれって感じ。
もう一回、二回見たら理解できるかも?て思うけどキャラクターに深みがないので見る気にならん。
映像もすごいけど逆再生ですし…インセプみたいにビル街が折り曲がるみたいな衝撃的なシーンなかったし。
デビッキ様の美しさしか印象に残らんかった。
エンドロール短くてよかった。
やはり、ノーラン作品
まずは、洋画の大作が、スクリーンで鑑賞できるようになったことに、喜びを感じる。特に、鬼才・クリストファー・ノーラン監督の作品であるだけに、また小難しい内容になるのは、予告編から了解済み。それでも、期待させるのがノーラン作品。
『インセプション』や『インター・ステラー』のような時間や空間を超越した内容は相変わらずでしたが、やはりそこには、愛するものを守り、地球を破滅から救うという普遍的なノーラン監督のテーマを感じ取ることができた。
今回は、第三次世界大戦を引き起こし、自分の命と引き換えに、地球を滅亡に導く野望を抱く悪党男との対決と愛する女性を救うことがテーマ。しかし、この対決シーンに未来から来た特殊部隊と悪党部隊が入り乱れ、途中、味方か敵かよくわからなくなる。また、時間を遡ってのシーンには、それまでの流れの中で、様々な布石があることに、後になって気づかされ、なかなかついていけなかったのが本音。
最後は、未来からの使者が、そう来たかと思わせる展開に、『ターミネーター』を思い出した。(笑)
主演は、なんとあのデンゼル・ワシントンの息子ということだから驚いた。偉大な父を持つ子供としては、なかなか大変ではあろうが、鍛え上げられた肉体も、アクションもなかなか堂に入った演技だった。今後も楽しみな俳優だ。また、キャット役のエリザベス・デビッキは、惚れ惚れするモデルのようなプロポーションに、観ているだけで魅了された。
久々に頭を使う映画
大人向けウォウウォウ
猛烈なPRと話題からとてつもなく期待していました。
オフィシャルトレイラー見ただけでは内容がうまく掴めず、時間を遡るストーリーとだけ把握してました。
インセプションでも同じ時間の概念を取っ払った仕様でしたね。
いざ見てみると難解。難解。難解。
物語自体は難しいものではなく、世界を救うために戦うありがちな内容。その為に用いるのが時間軸を遡ること。
しかしその遡り方やなぜ遡れるのか、それによる副作用などが簡易的に説明され、主人公も難なく理解しこなしいてく早い展開には戸惑いがある。
こちらとしては理解しようとしている中進んでく様は唖然でした、ちょっと一回待って🤏と理解する時間を設けて欲しいほどです。
しかしさすがノーラン監督、そんなあやふやななかでも物語が進んでいくうちに少しずつ理解ができていきます。
そして終わる頃にはそーゆーことね、とやっと理解
何回も見たくなる映画だとは聞いていましたが、ずるいです。映画の終わりが理解のスタートなのです。
理解してからもう一度見ると映画の本質が見えてくるような気がします。
もう一度見てからまた話したいと思いまっす。
劇場で映画を観る喜び
まず、音が素晴らしい。音楽がおなじみのハンスジマーではなくルドウィグゴランソンになったのがめちゃめちゃ良い方向に転がりましたね。
もちろん映像もストーリーもとても面白かったです。
ノーラン監督直近の2作(「インターステラー」「ダンケルク」)が個人的には今ひとつだったので、「ついに待ち焦がれたノーラン作品がまた帰ってきた!」という感じでした。
あと、ノーラン監督がどうも苦手としていたっぽいアクションシーンが今作ではだいぶ面白くなってましたね。
この映画は劇場で、それも良い劇場で見ないと損だと思います。行ける方はぜひ池袋で。行けないなら他のIMAXやドルビーシネマ等でどうぞ。
「映画を劇場で観る」という体験の醍醐味を最大限に味わえます。コロナがあっただけに尚更そう思います。
エントロピーに逆らうネゲントロピー
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