劇場公開日 2020年9月18日

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「2回見ることをおすすめ」TENET テネット ららさんの映画レビュー(感想・評価)

4.02回見ることをおすすめ

2022年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

やばい面白かった

クリストファー・ノーランの頭の中見てみたい
彼こそが未来人カモ

ポイントは時間軸です

冒頭のシーンがウクライナのキーウと言うところが何ともグッとエンジン入る。
単純なところでは段々と変化していく主人公と相棒的なニールの関係性がいい
ニールのリュックのアレがポイント・・・

エントロピー(熱力学における方向性の現象の度合いを数値化したもの)や
アナグラム(文字の入れ替えによって別の意味にする言葉遊び)など聞いた瞬間は
なんだっけと思うような言葉に思考が停止してると展開が早い、
戦闘シーンなどの映像は普通に進むのと逆に進むのでクラクラする、
酔わないように(笑

冷戦中、ウクライナにあるとされている核施設
旧ソ連時代にたまたま発見したアナグラムから人生が変わったセイター、
ケネスブラナーなんだけどちょいちょいポアロが
出てきちゃって憎み切れなかったわ・・・

最初はミッションインポッシブルばりにプルトニウムを奪還せよかと
思いきや、未来人がどんな感じの組織なのかがまったくわからないのも
いいのかも

それぞれの人間らしさが別の縦軸で流れてるので難解さとわかりやすさの融合
例えば・・・この映画のヒロイン的なキャットの女性的な感性や
セイターがなぜ未来人の話にのったのかという動機

TENETは地球を第三次世界大戦から守りたい謎の存在

現在、過去、未来を行き来できるがゆえに
どこからが始まりでどうなるのかは永遠に繰り返されることを想像できる
感覚的にはホラーだわ

これと類似点のある話を聞いたことがあるので2chだけど・・・笑
定点理論と違う世界線、パラレルワールドの無限
どこの定点の繋ぎ合わせを本線とするかの戦い

このパターンは今までの映画でもあるけれど
過去に戻れちゃうと逆巻きであっても触れれる時点でこうなるよね

この映画こう言う系が好きな人にはたまらないのか
考察が色々出てるので、それを読んでみてもう一度見るのも
自分なりの解釈が出て楽しいかもしれないです

ノーラン監督のインセプションも映画館行ったなぁ
2001年て11年前か、この監督ますますキレてるね
TENET面白かった

らら