「力を抜いて観るべき」TENET テネット 美咲さんの映画レビュー(感想・評価)
力を抜いて観るべき
相変わらずノーラン節の、映画というメディアを300%活用しました!って感じの盛りだくさん映画。
逆再生的な画も、映画だからこそ撮れたわけで、思えば映画のためにあるストーリーですね。
映像美もアクションも音楽も、複雑で大スケールの脚本に絡みつくように、全てが豪華で、常にエキサイティング。
頭良い人は色んな辻褄とか気になって忙しかったり疲れたりするのかもしれないけど、私はバカだから全然すぐストーリーを受け入れられて素直に楽しめたよ〜
インセプションもすごく好きだったけど、今回は環境問題への風刺もあって、より話のデカさを煽っててグッときました
こういう映画を、ヌーベルバーグやATGと同じ「映画」って呼ぶの、違和感ありません?それぞれ別の名前で呼んだら?笑
追記
鑑賞後に物理学者の方が解説してくれているネットの記事を読みました。2019年3月には既に、85%の確率でエントロピーが減少したのを確認したチームがあるそうです(わくわく)!物理は赤点ギリギリぐらい苦手だけど、量子力学だけは大好きでトキメキ……
それ故に、最低限の物理用語や法則を調べてから再鑑賞するのを楽しみにしていたのですが、そうするとやはり自分も(あり得るとあり得ないの境界線について)細部に目を凝らしてしまうやつに陥ってしまい(笑)大変疲労しましたので、初見が一番楽しめました!
あと解説はパンピーの記事ではなく物理学者の方の記事が、一択で圧倒的に面白いです。