劇場公開日 2020年9月18日

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「今度の007はアフリカ系だ!」TENET テネット YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5今度の007はアフリカ系だ!

2020年11月29日
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鑑賞方法:映画館

冒頭にでてくるオペラハウスは素晴らしく、映画の雰囲気とスケール感はまるで007シリーズだった。
ただし、空中アクションはない。
その代わり、本映画は”時間の逆行”という味付けを行っている。

この時間の扱いはよく考えないと、頭の中が混乱するが、混乱しても気にせず
そのまま観ていれば、安易なストーリーに変化が出る力量も影響力もなく、背景に意図が表現されているだけなので
その辺は映画の鑑賞後にゆっくり思い出すだけでいい。

オレンジ色の25センチ・バーキン(エルメス)がよく似合う助演女優さんは完璧なる超美人なのだが、彼女の身体的なバランスは必然的に身体全体を大きくし、劇中に登場するすべての男優よりも大きい!
彼女はカタログデーターより身長が高く、ヒールをはくと余裕で2メートル超であろう。

僕はブルックブラザースは吊るしジャケット”しか着たことがなく、
同社のオーダースーツを着たことがないので、映画中の主人公の服をどうこう言えるものではないが、この服こそが憧れの英国紳士である007ゴッコなのであろう。

撮影・録音等には特に凝ったものではない。

ラストの戦闘シーンは力尽きて、ちょっと手抜きかな。

この映画を観たら、007シリーズではなく、「インセプション」を観るといいだろう。

YAS!