「未来すら過去」TENET テネット hohetoさんの映画レビュー(感想・評価)
未来すら過去
伏線が至る所に隠されていて楽しい。
サラッと流しちゃうから、あれ?今の…って思ってるうちに回収される。楽しい。
ボートから飛び降りた謎の女性が彼女だったんだって気づいた時、泣いた。あ、この作品って泣けるやつなのかってびっくりした笑笑
「彼女は自由でうらやましい」って言っていたのが“ぐっ”ときた。
そして考えさせられるのが、「本当の自由ってなんだろう」と。人は時間からは逃げられないんだな。
「時間」を敵と捉えるか「味方」と捉えるか…。
面白いのは、この作品では本当の意味で過去に遡ることは出来なくて、単に「過去に行くという未来」しかないこと。過去に行こうが何しようが、それは未来で、「起こったこと」を無かったことにはできないんだ。
オスロに戻った時にはっきりしたのがそこで、3人目の自分が誕生していたことで、未来から来たという自分すら過去になっていたことで、いろいろと整理することができた。
要は一本の軸に沿って戻ったり進んだりしているのではなく、ジグザグと未来に向かって人は進み続けているだけなのだと。
はい、難しいだな笑笑
人生の主人公は、「今」の自分ただ一人だ!!
まとめの名言考えました笑 ださい笑笑
次はIMAXで観たいな。
余談だが、祖父殺しの理論、あれも泣けるよな
涙腺きた