るろうに剣心 最終章 The Beginningのレビュー・感想・評価
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アクションは凄い。脚本が…
2部作をなんでこう分けてしまったのか…
原作ファンの私の願望は
「前編」
赤べこ襲撃→剣心幕末回想→薫の死→剣心闇堕ち(廃人化)
「後編」
落人群→志々雄真実の会話→剣心復活→最終決戦→ 落人群にて縁と父のやりとり→十字傷が薄くなる
ざっくりですが原作通りこの流れの方が良いと思いました。
アクション凄かった‼️
迫力
のある格闘シーンはやはり見もの。
自然と肩と歯に力が入って
目を大きく見開く自分がいた。
ストーリーとしては
よくできているのだが、
なぜか感情移入はできず、、
原因は自分でもわからず、、、。
雨や雪の降らせるシーンが
多いが降らせてる感がどうしても
気になってしまった。
特に最後の方の雪。
有村架純は見るたび良さが増す。
目に吸い込まれそうになる
自分がいた。
家屋の2階から人やら屋根が
転げ落ちるシーンは見もの。
ゆったりのところは本当に流れる時間に
自分もいるかのようにゆったりで
しかし激しいシーンは別世界にいるようで。
メリハリ、時間の流れがよかった。
なによりも今までみたどんな映画よりも
主人公役の背負うものの
大きさ重さを感じた映画だった。
あんなにもエンドロールの名前を
見つめていたのは
はじめてかもしれない。
他のレビューを知りしったが、
シリーズがはじまり10年らしい、、。
本当にお疲れ様でした。ありがとうございます。
今までのような激しい戦いは殆ど無いです
冒頭はロープで縛られた剣心が日本刀を口にくわえ斬りつけて行くシーンは凄いですが、その後は有村演ずる巴とのシーンが大半です。
美しいキスシーンもあり、こうなると時代劇アクションと言うより完全に恋愛モノと思い観てしまったのですが、ラストに北村演ずる辰巳との戦いで、飛び出て来た巴も剣心が辰巳と共に斬ってしまい、映画中盤に『あなただけは絶対斬らない...』と、巴に誓った剣心には、もう少し巴を斬ったことを取り乱してもらって巴を亡くした(殺した)事を哀しむシーンに熱い台詞があり涙を流し辛い感情を見せてくれたなら、観てるこちらも切なすぎて凄く泣けてよかったのにな...と、バナー(雪の中、剣心が巴を抱きしめてる画)にある最大の山場のシーンはそれが残念でした(個人的にですが)。
勿論、漫画のストーリーや大友監督の指示、るろうに剣心は恋愛モノでは無い...等、ビキニングの終息はこの方向なのだろうと後々思えたし、最終的に第1作の江口演ずる斎藤一(新撰組)と戦うシーンに戻る終わり方ならビキニングは終わりの始まりなので納得です。
ただ、単体でビキニングだけを観ると敵役との壮絶な戦いも、巴との深い愛も、どちらももの足りないので星3の評価って感じです(薫や佐之助など、いつものるろ剣メンバーは出ませんから、その分も過去の巴との愛の話と、観てて期待しすぎてしまいました...)
抜刀斎の涙
とても素晴らしい映画だった。
見終わってまずこう感じた。
しかし、正直にいうと途中まではそこまで良いと思っていなかった。
順番の入れ替えや細かい書き換えはあるもののほとんど原作通り、いや原作より笑いがない分原作よりも劣化している・・・とまでは言わないが、所詮原作の再現ドラマに過ぎない。
そう思っていた。
ところが、池田屋事件が起こるあたりで急展開を迎える。
池田屋に剣心が助太刀に向かうのだ。
「あーはいはい。原作ではあまり絡めなかった所をあえて絡めてくるんですね。それで喜ぶと思ってるんだ。」
こう思った。
ところがどうだろう。
これがただ単にワクワクするだけではないのだ。
沖田総司との闘い、その戦いの最中総司が吐血する。
この吐血する場面は新撰組が時代劇で描かれる場合に必ず挿入される場面で、いわば「お決まりの展開」というやつである。
このお決まりの展開が剣心に深く関わってくる。
総司が吐血しても剣心は斬りかからない。
これはそれまでの流れを見ないものからすれば「武士の情け」あるいは「正々堂々と闘いたい武士道」そう受け止めるのかもしれない。
しかし、この「斬りかからない」ところに剣心の人を斬ることへの迷いが現れている。
そして、そのあと駆けつけた斎藤一と顔を合わせた時に一筋涙を流す。
僕はこの涙が「人を斬りたくない」という剣心の本心のような気がした。
結果、原作には無い池田屋事件の裏での新撰組と抜刀斎の邂逅が僕の心に残る名シーンとなった。
それから後は原作を超える展開が出るは出るは。
次に印象に残ったのは剣心と巴のラブシーンである。
巴は自分の過去を話し剣心によりそう。
そして、剣心の頬の傷をそっと撫でる。
このシーンは原作でもあったような気がした為終映後原作を読み返してみると、そんな描写はなかった。
ただこのシーン最初から席に座って見ていると頬を撫でるというラブシーン以上の想いが見える。
最初の夫が生きようとする意思でつけた傷。
その傷を巴が撫でることで夫を殺した男を愛する矛盾というものが浮かび上がった。
結果そのシーンは剣心、巴、そして清里が絡み合う愛おしくて哀しいそんな複雑なラブシーンになった。
そして、物語のクライマックス。
剣心の頬の十字傷の由来である。
僕はこのシーンを見た後原作を読み返してみると原作の方が物足りなく思えてしまう。(もちろん原作には原作の良さがありますが。)
それくらいに素晴らしい映画史に残る名シーンとなった。
漫画の実写版とはかくあるべきと思った。
具体的に言おう。
原作では、巴が斬られた後巴の持っていた懐剣が剣心の頬に飛んできて傷がつく。
つまり、巴に傷を「つけられる」というよりは傷が「ついてしまった」そんな印象を受ける。
しかし、この映画では巴が自ら傷をつける。
これは原作通りにやるとリアリティが失われてしまうという監督の判断なのだろう。
だが、それが功を奏した。
最初予告で巴が自分で剣心の頬に傷をつけているのを見た時は「巴はそんなことしないだろう。」と思っていた。
浅はかだった。
清里も愛し、清里を殺した剣心をも愛した巴だからこそ剣心の頬に傷をつける。
そこには巴なりのケジメをつけるという決意が見える。
そして、頬に剣を当てる巴の手を握り、巴と共に頬に傷をつける剣心。
ここに、愛する妻が愛していた男を殺した後悔、懺悔の気持ちが強く表れていて後々剣を捨てて旅に出るという展開にさらに説得力が出た。
そして、時は流れて鳥羽伏見の戦い。
この鳥羽伏見の戦いのシーンが時の流れというものを感じさせる。
恐らく第1作の映像を使い回してるのだろうなぁと江口洋介さんの若い顔を見て思うが、それが昔と今、時の流れを感じさせて逆に味になっていた。
そこから最後第1作目に繋がっていくまで流れが完璧である。
個人的には
the beginning→るろうに剣心(第1作目)→the final
この順番で見てみたいと思った。
たしか第一作でも言っていたであろう斎藤一のセリフ
「これで終わりだと思うなよ」
このセリフの重みが、第1作目の時より10年の時を経て、そしてthe beginningを経てより一層増していたように思った。
後一つ触れたい原作からの改変点がある。
それは巴の真実を剣心が知るタイミング。
原作では巴を切った後に真実を知るが、この作品では巴を救いに行く前に知る。
この違いでその後の戦いに違いが出てくる。
原作だと「巴を救いたい」その一心でそれ以外の感情は無いそんな激情的な剣心が見れるのだが、この映画では真実を知った剣心が自分の犯した罪に悩みながら巴を救いに行くという複雑な感情を持つ剣心を見ることができた。
個人的にはいろんな策略を受けても「それがどうした!!」と返して巴の元へと迫る剣心も見てみたかった気がするが、これはこれであり。
というか巴を救いに行く前に真実を知るからこそ十字傷のシーンが生きるのも事実。
後は、辰巳の描き方も北村一輝さんに合わせて少し原作と趣が変わっていた。
原作よりも辰巳がかっこよかった。笑
とにもかくにも鳥羽伏見の戦いに始まり鳥羽伏見の戦いに終わる。
るろうに剣心というシリーズが伝説へと昇華したその瞬間を体験できて本当に良かった。
く○映画
携帯の懸賞が当たって鑑賞
全体的に画面が暗く、どう思い返してもストーリー性はない
最後にロン毛の百姓?とバトルして終わり
画面が暗いので、敵が黒めの服だと戦闘シーンが何をしてるのかサッパリわからない
新撰組以外の登場人物は、服装も地味で、顔つきも似てるので、敵味方も判別しにくい
1や2の方が華やかで面白かった
finalとは打って変わってこちらは剣心や巴の心情を追っていけるよ...
finalとは打って変わってこちらは剣心や巴の心情を追っていけるよう原作に寄り添って丁寧に作られていると感じた。
OVAの要素も強いので全ての要素が全く一緒、というわけでは無いし、アクションもシリーズのなかでは薄味で、今までも実写化においてはあえて端折っているのでしょうが、今作でも戦闘中に剣心が視覚聴覚を奪われている点などの説明がないので単調なバトルになってしまっているのが勿体無いような気がする(流れ的にそこは重要じゃないかもだけど)
ただそれらを加味してもfinalで感じたような消化不良は今作では感じられなかった。
巴の配役を知った時はなぜ?と初めは思ったものの、実際の演技を目にすると心配は杞憂だったと思い、佐藤くんの剣心もある意味今までで一番剣心に近かった。
シリーズ通して佐藤くんの剣心は表情が暗く張り詰め過ぎていて、動乱後の剣心の温かく柔らかい雰囲気と戦闘モードとの切り替えが無かったのだけれど、今作では心のこもった笑い方をしていたように感じた(なんとなく)
毎回剣心もっと笑っていいのに、と何度思ったか。
今作で最後ということですが、ここからまたfinalを観直すとまた違う感想を抱くかもしれないとは思うぐらい余韻の残る作品でした。
これまでで最も原作寄り
前作が個人的にイマイチ(アクションは最高!)だったのであまり期待せずに観たらめちゃくちゃ満足度高かったです。
前作はあそこまで原作から離れたのになぜ今作はこんなに原作寄りだったのか…謎ですね笑
【良かった点】
・めちゃくちゃ原作通り
・まさに終わりにして始まり、またイチから観たくなる演出
・最初の剣心カッコよすぎ
・キャラクターの感情の機微がしっかり表現されていた
・前作やそれ以前の作品とつながる部分が多々あった
・これまでの感情むき出しの原作と全く違う斎藤一がクールなままでこれまでよりちょっとよかった
・元々のストーリーが良い
【悪かった点】
・これまでのように誰VS誰っていう明確な闘いや名勝負がない(剣心VS沖田総司は名勝負とは言い難い…)
・志々雄が飯塚を殺すシーンを期待していたが全然なかった…
・原作の日記についての剣心と巴のやりとり(剣心が日記を見ない流れ)が無いから「なんか剣心に見られたら終わりなのに日記近くで書きすぎじゃね!?」ってツッコミたくなった
・縁の俳優が棒読み?というより言い方が合ってないように感じた
【悪くはないけど気になる点】
・幕末動乱時期の斎藤一老け過ぎじゃね?
・なんで剣心が巴と辰巳を殺すシーンで縁見てないの??
・やっぱり登場人物たちに説明ないなぁw
・実写だけ見てる人は前作の乙和と中条の関係や八ツ目無名異が分かるんかな??飯塚殺しに行ったのが志々雄だってのにも気づかない人いそう…
尺の都合か色々と説明の足りない部分はありますが、原作に寄せてくれたり、キャラクターの感情をしっかり描いてくれたりしたため、原作勢としては満足度はめちゃ高いです!
始まりにして集大成!!
初レビューなので、ご容赦を。
結論から言うと、個人的には大友監督は苦手(嫌い)だと確信した作品。1作目は複数回映画館へ足を運んだのも遠い過去で、作を重ねる毎に駄作になってしまった。
さて本作、佐藤健・有村架純・高橋一生・村上虹郎などの俳優陣により作品に没入しやすく、はて名作かと思ったが、やはり詰めが甘い。何故こうなってしまうのだろうか…単純にセンスというか、魅せる直感なのだろうか。
1.最後のシーン。シリーズ集大成の最終シーンが、あれかと哀しくなってしまった。何故、今更鳥羽伏見?最悪、新選組のストーリーが濃いなら理解できるが。赤空が逆刃刀を渡す位の事をして欲しかった。
2.飯塚について。志士雄が登場せず残念。藤原竜也を映さなくても、影や姿のみ無限刃で示唆のような形でも良いので登場して欲しかった。
3.服装。ファイナルから特に気になったが(ウールや化繊多ない?)、衣装に違和感。新選組の衣装には失笑してしまった。
4.エンディング中、ワンオクのThe Beginning流さんのかい!!と突っ込んでしまいました。エヴァとの差よ…サプライズでイエモンとかだったら上がっただろーなーと思います。
上記、気になった事を書いたが、気にならない人は殺陣と人間模様のバランスも良く良作だと思うので是非映画館で観て頂きたい。(IMAXをオススメする)
個人としては今後、大友作品を映画館で観賞する事は無いと思う。
村上虹郎で⭐︎マイナス2
結論から言うと観なくても大丈夫な作品です。
前作鑑賞済の方はお察しだとは思いますが、2部作とは題してありますが、前々作の前後編とは違いあくまで前作THE FINALの補完でしかありません。
最近よくある映画公開日のゴールデンタイムにやるテレビスペシャルレベルの内容です。
前作の神木隆之介のようなサプライズがなにかあるかもと期待はしておりましたが特になし
この監督の癖なのですが、とにかく今2部作は回想シーンが多いです。個人的には同じ作品内で回想としてまた同じシーンを流すのは手抜きと捉えてます。
しっかり拘る監督ですと、例えば剣心の回想シーンなら剣心目線のシーンをしっかり用意します。
しかしこの監督は回想シーンを多用する割には専用カットも用意しないただの焼き増しシーン流すだけです。
終いにはラストシーンもほぼ1作目のシーンそのまま流すだけ、手抜きです。
またまさか前作THE FINALで散々流れた雪代巴(有村架純)がそのままでほぼラストシーンなのは予想外でした。
前作観てればわかってる結末に向かっての作品はまぁありなんですけど
まさか特に後日談、サプライズもなくそのままやって終わりはさすがにクオリティが低過ぎるというか
公開順が逆ではあまり成立しない2部作なのでやっぱり普通にこの2作の内容混ぜて前後編でやったほうが正解だったと思う。
ちょっと奇を衒い過ぎた。
同じワンオク主題歌繋がりで、仮に以前公開した「キングダム」が2部作公開で1部目はそのままの内容、2部目が嬴政と漂の出逢いとこんな会話してましたとかラストシーンは漂が死ぬシーンをまたそのまま流しますで皆さん納得しますかね?
私はそんなイメージでした。
かなり手抜きな作品だなぁと
俳優陣の演技はさすがの一言、いわゆるイロモノではなく実力派が大半を占めてるので観やすいです。
ただ村上虹郎はとにかく酷すぎる。
村上本人は主役顔すぎて脇役ができないことが悩みらしいですが、華がなさすぎる
表示のパターンもないし、声もガラガラ過ぎて聞き取りづらい、演技も下手で沖田が剣心と1戦交えてる最中に咳き込んで崩れ落ちますが、直後に来た斉藤と何事もなく「噂ほどの力じゃない」みたいなセリフをスラスラ言います。なんだこいつ沖田は咳き込み演技して剣心を油断させようとしてたのか?って感じです。
そしてまた殺陣が本当に酷い。これまで吉川晃司や綾野剛や土屋太鳳まで様々な人が素晴らしい殺陣を披露しましたが、練習してないのか運動神経が壊滅的にないのかわかりませんが、他のキャストとは明らかに違うドロンとした剣の振り、下手くそな足運び、引けた腰
回転するシーンがありましたが不自然なくらい後ろ姿のカットだったので恐らくスタントでしょう。
この作品の特徴の速い殺陣もなく、剣を構えて睨み合うシーンが大半だったのでそういうことでしょう。
剣心が新撰組と対峙するのは残念ながら彼だけだったので村上虹郎のせいで作品の評価は大きく落ちました。
あと気になったのは前作も思ったのですが有村架純のメイク?原作とかに寄せたいのか不自然なくらいカラコンかサークルレンズがデカすぎて黒目が不自然すぎました。
あとは家を燃やしながら流れるあの「家、家、家〜」のテーマソング
制作陣はるろうに剣心といえばこのBGM!みたいに思ってるんでしょうが、ぶっちゃけそんな秀逸な曲じゃないですよ、アベンジャーズのテーマとかみたいならまだしも、これは前2部作でも思いました。
またこのテーマソングが爆音で流れた後のエンディングのONE OK ROCKの素晴らしい主題歌の音の小さいこと小さいこと
これが1番酷かったかもしれないです。
とにかく監督の手抜きが多く
作品としてもなんの捻りもないつまらない内容でした。
うん、もうこれ観た
の連発
強いて良いところをあげるとすると
人斬り抜刀斎の全盛期?なので今までにないエグい殺陣が多かったところくらいかなぁ
制作が想定してるサプライズとしては剣心は実は巴を切った時目が見えてなかった!なのかもしれないけど
前作のシーンと辻褄合わせるために切った直後何故かすぐ視力回復するし
下手な脚本です。
愛は復讐心すら、変えられるのか。
正直に、物足りなかった。
綺麗に完結したが、個人的にはファイナルで縁が日記を読むより、剣心と縁が同時に日記を読んで終わらせて欲しかった。過去と未来との繋がりで。
長い旅は終焉を迎えたが、原作含め、楽しませてもらった。
余韻に浸る
待ちに待ったthe beginning。人斬り時代ということで、剣心のビジュアルや雰囲気、血飛沫など新鮮でした。
演技、映像共にとても好きです。原作未読ですので、説明がないとわかりにくいなーと思う箇所がいくつかありましたが観賞後にいろんな方のレビューを読んだりネタバレを読んだりしているうちに、不明だったところがわかってとても切ない気持ちになりましたし、あのとき剣心や巴はどんな心境だったのか、、とか考え始めたら止まらなくて、いまだに余韻に浸っています。もう一度見に行きたいです。
飯塚と片貝のビジュアルがよく似て見えたので、どっちが裏切っているのかわかりにくかったのと、辰巳との決戦のときに聴覚が失われている設定だったのが初見では全然わかりませんでした。
多くを語らないところがこの作品のいいところでもあると思うんですが、もう少し登場人物の気持ちや様子がわかりやすければなぁと思いました。
わたしは幕末大好きで、歴史上実在する登場人物は把握できました。幕府側と維新側、どちらも日本を守りたいという気持ちがわかり、描き方がとても好きです。いろんな方がレビューされてるとおり、幕末の映画としてもしっかり楽しめました。
そしてbeginningを最後に持ってきた理由がわかりました。絶対に、1作目を見返したくなる仕掛けです(笑)見事に円環する作りになっています。
佐藤健さん、真っ黒の袴姿も淡い色の袴姿もとてもかっこよかったですね。いつか大河の主役、やってほしいです。有村さんも素敵でした。
るろうに剣心チームさん、10年間ありがとう!!お疲れ様でした。
今作が一番かも..
もう公開されたっ。
The Fainal観終わった時は、ずっと先と気を揉んだんですけどね...
上映時間137分長いかと最初思ったら、The Fainalも同じくらいだったんですね。
より内面にフォーカスした分 冗長になるかと心配したんですが杞憂でした。タイミングよく差し込まれる劇中オリジナルのアクション場面や、俳優の方々の表情の変化はみずみずしくて ずっと観ていられます..
今作は 緋村剣心が不殺以前の人斬り抜刀斎 時代。まず アクションが過去作と少し毛色が違います。
逆刃刀は やはり切れないのでアクションが ぶっ叩くといった種類に対して、今作は普通に刀なので 切り払ったり 刺したりなどの動作です。単純に腕が落ちたり血飛沫が飛んだりだけでなく、どんな身体の使い方してるか観るのも面白いかと。
主演の方、居合いから切先を鞘に納めるまで測ると一秒らしいですね...脅威。
なんの下心もなく観に行ったはずなんですが『あれ..?もしかしたら、裏切り者を追う志々雄真実に藤原くんくるのでは...!?』と途中で予想してしまい一人でハラハラしてました。さすがに...ね。
アクションも演技もストーリーもセットも、ぜひ海外でも評価されて欲しいと思う原作ファンでした。
ここから始まる
見終わったらたしかにこのまま1から観たくなる作品でした。
最初の対馬藩でのアクションで掴みは完璧でしたね。明治以降の殺さずの剣心は絶対やらない"刺す"という動作がアクションに加わり迫力もグロさも申し分なかったです。
既出の過去シーン(清里殺害のとことか錦の御旗のとこ)はおそらく使い回しなんだろうけど10年近く差があるはずなのに違和感なく見れて良かった。過去3作品とも繋がった感じがしてなんか嬉しかった。
原作は読んだけどうろ覚えなので細かいところは原作との違いがあるのか分かりませんが、最後の巴自身が小刀で剣心の頬に刀傷を加えるシーンはあれ?こんなだったっけ?と思ってたらどうやらOVA版の設定?らしいですね。
どちらの男を想って刻み付けたのか…二人の男を想って刻み付けたのか…なんか色々考えてちょっと深い演出だなあと感じました。
幕末の実在の偉人がたくさん出て来るので今回はるろ剣というよりも時代劇を見てる感覚の方が強かった気がします。私は歴史物好きで幕末も大好物なので問題ありませんでしたが、るろ剣しか見てこなかった人には幕府側の意図、長州側の意図、剣心との関係性、流れを理解するの難しくないかなってちょっと心配になりました。
OVAの比較と十字傷の解釈
るろうに剣心シリーズ(アニメ、漫画、映画全て含む)の中でもOVA(追憶編)が1番好きだったので映画を観てきました。
OVAは海外ですとサムライX(エックス)という残念なタイトルに改変されてますが、本格的な時代劇アニメとして国内外でも評価の高い作品です。
感想としては9割ぐらいシナリオを踏襲していたので満足でしたが、その分不満な点もありました
★【満足点】
原作OVAのストーリーをほぼ改変しなかったこと
殺陣のシーン
★【不満点】
1.省略された表現
①アニメ版(以下OVAと呼称)では幼少期の剣心と師匠である比古清十郎が出会い、飛天御剣流を教わるきっかけとなった出来事がありました。
その中でも剣心の性格を表すエピソードや比古清十郎
の名言(春は夜桜〜略)、白梅香の香りの意味など重要なエピソードが丸ごと省略されています。
②恨みが込められた傷から血が滴るなどの演出もあったのですが、これも省略されております。
結論でも触れますが、重要な意味を持っていると思います。
③「人を斬っていない時のあなたは優しすぎる」
上記は巴の心情の葛藤を表す表現として残しておいてほしかったです。
2.キャスト
①本作の主役でもある雪代巴を有村架純が演じました。
しかし、設定として雪代巴はエヴァンゲリヲンの綾波レイをモチーフとした説があり、演技は良かったのですがイメージとは違うと感じました。
②裏切り者の飯塚はひょろっとしていてキツネ顔のような人物なのですが、本映画では狸顔のごつい感じの人になっており、違和感を感じました。
③沖田総司も賛否分かれそうです。イメージという点でですね。
3.飯塚の暗殺者
原作では剣心の人生を狂わせた贖罪としての意味もあり、手を汚さないと誓ったはずの桂小五郎自身が飯塚を暗殺します。
ところが上記の出来事も会話の中だけで終わり、省略されています。
思い切って志々雄を暗殺者として雇ったことにして、最後の鳥羽伏見の戦闘シーンに少しだけ出てくるようなサプライズ演出があっても良かったのではと思いました。
また、桂の人物背景はほとんど描かれませんでした。
★【十字傷についての個人的な推測と解説】
まず十字傷の1本目の傷は恨み(呪い)として、2本目の傷は巴からの想いが込められた傷です。
夫を殺された恨み、憎しみ、全てを投げうってでも仇を取ると誓った相手に惹かれていく心、亡き夫への懺悔の気持ち。
揺れる巴の心情を最後の一太刀に乗せて上手く表現されています。
本映画では描かれませんでしたが、OVAでは恨みが込められた刀傷は癒えることがなく、たびたび頬の傷口が開く描写があります。
もののけ姫のアシタカが受けた呪いのようなものです。
しかし本当は慈悲深い心と優しさを持った剣心と過ごしていくうちに迷い、傷つき、時代に翻弄されながらも人斬りとして生きていく姿に巴は最後の最後で剣心の頬に傷をつけ、赦(ゆる)しの印(しるし)を上書きすることで呪いが消えます。
巴によって赦された十字傷はその後、明治の時代が訪れても傷口が再び開くことが無かったのではないかと私は解釈しています。(呪いが解けたという意味で)
また、時代背景の点から見ても武士道が道徳の基本であり、女性に対する役割(価値観)が厳しい江戸末期の時代において、夫の仇を愛することがどれほど罪深いことだったのだろうか…
巴の心中を察するにはあり余る悲しさを感じることができるだろう。
それでも剣心を愛した証としての傷、泣き夫への想いからの傷、愛した夫(剣心)の身体に傷をつけるという行為…
まさに剣心にとっては忘れらない愛情と記憶、痛み、罪、祈りが込められた「十字架の傷」となったのではないだろうか。
しかし同時に残酷な抜刀斎を捨て、優しさを持った剣心としての人生を歩んでほしいという巴の願いが刻まれた瞬間でもあったと私は考えております。
このように十字傷には私が考えるだけでも様々な解釈ができます。
★【余談】
OVAでは椿の花がたびたび出てきます。花言葉は「控えめな美しさ・愛」です。
しかし、オペラでも上演されるフランスの小説「椿姫」で登場する椿は「裏切る女」としての意味合いも持ちます。
恐らくこの小説からインスパイアを受けたので、白い着物や赤い椿、生理の描写や日記のシーンがあるのだと思います。
巴という人物を表すための製作者のオマージュだと思うと物語に深みが増しますね。
★【総評】
アニメと比べるのも酷ですが、繊細な表現(画や場面カット、音楽、声優さんの声の表現)はOVAの方が上手ですし、好きです。
全てのセリフに心理描写や状況の説明、含みを持たせた意味のある発言など、無駄な会話がないからです。
このことから監督や本作に関わった方々も映画の尺の制約のある中、特に大変だったのではないかと思います。
安易に会話を減らしたり増やしたりすれば作品の持つ世界観を崩してしまいますから。
個人評価の結論として、アニメ版のOVAが1番好きな点は変わらなかったですが、映画も細かい点を除けば出来が良く、観に行って良かったです。
武井咲は出ていません
そうなんです。僕の好きな武井咲は出ていません(笑)
最終章Biginngという、よく分からない題名だけど、映画としては幕末時代劇として特によくできていると思う。主人公は架空の人物だが、座頭市だって鞍馬天狗だって架空の人物だから日本特有のファンタジーである時代劇は成立する。時代劇に必要な要素だと勝手に思っている「凄い殺陣」「悲しみ」「カタルシス」全て揃っている。
なかでも、ほとんど笑みを見せない佐藤健(抜刀斎)がいい。美しい横顔が悲しみを深める。前作を見ていれば、いずれ迎える悲劇を知っているだけに、必殺の音楽が流れてもおかしくない展開だ。
有村架純(巴)は原作にビジュアルを寄せているので、時代劇としてはリアルにかけるし、言葉使いも現代的に過ぎるが、悲しみを湛えた儚げな表情はよかった。しかし、なぜ序盤に窪田正孝が殺されるためだけに出てくるのか(この辺は知らなかった)、後半でその謎が明かされるが、ゾンビ並みのしぶとさの理由はコレだったのかと思わせる演技でした。
特に隠すこともないが、巴が抜刀斎に近づいた理由も納得のいくものだったし、前作では分からなかった、抜刀斎が巴を斬ることになった理由も明らかになった。この点に疑問を持った人は必ず今作も見るべきだ。そして、縁の怨みは作られたものであることも分かった。そういう意味では、きっちりと伏線回収がなされている。
相変わらず江口洋介(斎藤一)はいい味出していたし、北村一輝の渋い演技がラストシーンを盛り立てていた。
全体的には、現代的な時代劇として年配の人にも鑑賞に耐える素晴らしい作品と言える。
有村架純が…どうしても残念だった
タイトルにもある通り、そこだけがどうしても違和感でした。
原作ファンなので、巴はかなり重要。
有村架純の目尻の黒のアイラインが映画館で大きく映るのがとてもとても違和感でした。
なぜ、観音顔の有村架純にしたのか。
メイクで寄せないといけないキャスティングがどうしても残念に感じます。
ノーメイクでも切長の綺麗系の女優さんにしてほしかった。個人的には橋本愛にしてほしかった…!あの無表情の若い色気が巴には欲しい。
あと、沖田総司も…、神木くんがダブルキャストでもよかったのに(原作ではほとんど同じ顔だから)。あの飄々とした演技は彼にしか出来ないなと残念でした。虹朗くんにはまだ荷が重かった気がする。
ただ、殺陣は飽きさせない。見応えありです。
演出もすごい上手い。
るろ剣シリーズ最後の作品ですが、明治時代が出てこなかったのも、この作品におけるまとまりが良くなり、とてもよかった。
公開日順を考えさせられた作品
追憶編の話なので、明治以降の登場人物は斎藤一を除いて登場しません。
TVアニメ、OVA同様明治以降とは雰囲気が違います。
今回の最終章の公開日順を考えさせられました。
考えてみれば、この順番は今回が初めてでしょう。
(原作もOVAに関しても、追憶編をやり星霜編という順番なので)
個人的には、BeginningからFinalの方がより楽しめた気がするが、Beginningを最後に持ってきた意図を知ってみたいです。
これを見た後は無印を観たくなりますね。(スターウォーズみたいなものでしょう)
あとやはり希望としては、一瞬だけでも飯塚を殺す志々雄を見たかったが、泣く泣くそのシーンはなかった。
ちなみにOVAの追憶編が制作協力として関わっています。
周りの評判ほど良くは感じず
finalを見たあとにBeginningの内容の映像がちょいちょい使われてたからどうなるのかな〜?
今までのシリーズに比べて敵対するボス的な存在の弱さ(強さとかではなく)に懸念してました。
やっぱりそうなっちゃうんだぁと残念でした。finalで見た映像をまた何の変化もなく使われてるし、ラスボスだけじゃなく闇ノ武の存在感のなさ、視覚&聴覚を奪っての闘いの説明のなさ、全体的に明るさが暗い、などなどマイナスに感じた要素が多々あって刺さらなかったです。
主要キャラも登場時にテロップとかあった方が良かったのかなぁ
ラストも一太刀で巴と辰巳を切ってるけど貫通してんの?突きなら分かるけど……
斎藤一も他のシリーズより若い設定なのに老けてしか見えないし、新選組に正直華がなかったなぁ
ただ剣心VS沖田は鳥肌でした👍👍
原作では表現出来なかった様子をもっと付け加えてくれたらなぁ
大分カットできる場面あったかなと思ったから
ラストにシリーズ①に繋がる演出だからこの時の主要キャラ(薫や左之助など)の現在の描写とかあったら嬉しかったのに
あとサプライズ出演で志々雄真(藤原竜也)出てほしかった
個人的にfinalとBeginningを合わせて前後編にしてラスボス縁にして欲しかったです
少年アクション漫画の実写映画を見に行ったと思ったら
時代劇だった・・・と思ってたらサイコホラーだった
原作ファン 他小説以外大体見てます
以下最初からネタバレ多数なので注意
↓
↓
↓
↓
巴が十字傷の一つをつけた理由がまったく分からん。どなたか解説プリーズ
ごめんなさいと謝りつつ小刀を剣心の頬へ
自分を忘れないでって事?恋人を殺された復讐?
その二つの愛憎入り混じって?
原作だと持ってた小刀が落ちて剣心の頬に傷を、という風だったはず
仇だが愛してしまった人に傷をつけるとかストーカー的思考なんだが・・・いや怖いわ
剣心も剣心で巴の亡骸家連れ帰ってるし
思うに、巴越しに敵(闇の武)の大将斬り殺してるんだから巴も真っ二つのはず
つまり と/もえ なんですよねぇ
と と もえ を小脇に抱えて帰る剣心・・・
寝かせた巴の布団の足元があまり膨らんでなかったのも・・・(気のせい?)
また家で数日寝かせたままのようだったがハ・・・
いや冬だから大丈夫だと思いますが、最序盤でぶんぶん飛び回ってた描写あったからなおさらねぇ・・・いや怖い怖い
また恋人惨殺の所はゾンビホラー通り越してギャグですね
死にたくないという渾身の思いを乗せて一太刀、けれど当然抜刀斎には勝てない、だがその強い念の籠った刃はこれまで傷を負ったことのない抜刀斎の頬に傷を・・・みたいなの想像してました
生きたいという意思の見せ方はもう少しどうにかならんかったんかいな
とまあ冗談はともかく
時代劇になるのは別にいいんですが完全にそっち方面に振り切れてないのですごく中途半端な印象でした
実写るろ剣がウケた理由って漫画の実写への落とし込みがすごく上手かったからだと思うんですよね
明治時代の剣客、という時代劇なんですけど根底にあるのは(というか前面に押し出してるのは)少年アクション漫画
だから派手な殺陣や奇抜なキャラが出ても納得できるし、リアルとの整合性もある程度無視できた
そしてそこを無視できるから画面に映えるアクションがとれるし突飛なネタでも思い切って出せて話を面白くできる、みたいな。それぞれの関係が相乗していく感じといいますか
ところが今作では時代劇を前面に出してしまったため、その中でリアリティをより強く感じさせられてしまって実写るろ剣のおいしいところが打ち消されてしまった感じがしました
アクションとかおとなしめなのもそのせいでしょうか
というかここはちょっと愚痴?みたいになりますが、これはそういう演技プランなのか役者さんなのか知りませんがどうにも腰が入ってないんですよね
手先だけで演技してる個所があるというか
アクションだと分かりやすいですが(いくら切れ味のいい日本刀でもそんな手先で振って体重かかってないのに人は斬れんやろみたいな)、それ以外の普通の所作にも出てしまっている方もいてどうにも全体的に軽い
話は重いのに・・・
脇の方や年配の方はそうでもないんですがメインどころでそれはちょっと・・・ねぇ・・・
時代劇で過去作よりリアルを感じさせられている分なおさらですね
この辺が今までのるろ剣と違いちぐはぐで違和感を覚えました
んー、これは皆さん言ってるように1作目からループしろってことでしょうか?
どうにも最後がこれだとしっくりきませんね
もう一作オリジナルで作りませんか(チラチラッ
追伸 舞台京都で新選組といえば階段落ち・・・はありませんでした
かわりにベランダ落ちはあります
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