「繰り返される悪夢・・・」マヤの秘密 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
繰り返される悪夢・・・
ナチス兵に暴行されたことから、度重なる悪夢に悩む女性の元に、自身を暴行したと思われる男が現れ復讐するが果たしてこいつは本当にあの時の男なのか…!?といった物語。
人が変わったように、トーマスと名乗る男を監禁し拷問を行うマヤだが、優しい夫に本当に本人なのか尋ねられると、「私も記憶があやふや…でも間違いない‼」的な。。大丈夫かおいw!?
不審に思う夫はトーマスについて調べるが、どうもシロなんじゃないかと思いつつ、しかしイマイチ言動が覚束ないトーマスの態度も気になり…観ているこちら側としても、果たして何が真実なのかと悩まされる。
回想シーンで見られるナチスの蛮行にはゾワっとさせられるし、マヤは勿論、トーマスやその妻も何となく不安定な感じで話の行方が読めずにのめり込めるし、マヤ達の行為がご近所にバレそうになる展開はとにかくハラハラさせられる。
そして明かされた真実。思いもよらない展開に、この物語はまだまだ終わりそうもないなぁ~と、恐ろしさと虚しさを感じさせる。ツッコミ所も多々あるが、真実が見えてこない展開からのクライマックスまでの持って行き方等々、上手いつくりに終始見応えがあった良作◎
やっぱり戦争は良くないですよ、当たり前ですが。
今だからこそ、感じるモノのある怖さに戦慄が走る作品だった。
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