「大切なものを、大切にするのは難しい」Our Friend アワー・フレンド nanaさんの映画レビュー(感想・評価)
大切なものを、大切にするのは難しい
結果だけをみると
ハッピーエンドではないのかもしれないし
悲しいストーリーなのかもしれない
しかし、パートナーとの闘病生活の間や
それ以前の二人と、友人たちとの関係性や出会いを
時系列をランダムに知っていくことで
それぞれとの関係性や人物像が輪郭をはっきりさせていく
それらは、決して悲しい、辛いだけのものではなく
あたたかさを感じられるストーリーだった。
自分が思い悩んでいた時
偶然救われた記憶、相手は無意識だったかもしれないけど
自分にとっては忘れられない記憶
そういったものが、糧になり、自分の行動の指針となる
ということは大いにあるだろう。
しかし、それを他人が理解するというのは難しかったりする
同じ経験をしていないのだから、
当たり前とも言えるが
本当に、大切な人の大切にしているものや事、人、時間を
自分も同じように大切にできるのだろうか
難しいとは思うが、そういった人でありたいと感じた作品だった。
コメントする