劇場公開日 2021年10月15日

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「名は体を表す」Our Friend アワー・フレンド kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5名は体を表す

2021年10月20日
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鑑賞方法:映画館

病に冒され亡くなる人(とその家族)の物語はとても悲しくなる。でも泣けないことが多い。チームで何かに取り組んでいる人たちの物語はいとも簡単に泣いてしまうのに。好みの問題でもあるが、自分にとって病死はあまり悲しいことだと思っていないのかもしれない。
本作はエッセイを映画化した作品。妻がガンで余命わずかであることを子どもたちに伝えようとする夫婦のシーンから始まる。そこから2人の友人であるデインとの出会いや3人の関係性を、医師にガンだと告知された時期を起点に行ったり来たりしながら描いていく。実はこのやり方が若干わかりづらかった。感動的なシーンもあまり泣かせようとしていない印象だ。
その理由は最後にわかった。この話はマットと亡くなったニコルの夫婦の感動物語ではなく、マットの視点から描いた夫婦の友人・デインの物語だからだ。タイトルからしてそうじゃないか。
やはり泣けなかったが、それで評価が下がるわけではない。いい話だった。
蛇足だが、「最後の決闘裁判」と続けて観たのだが、どちらも事実を元にしていて、リドリー・スコットが絡んだ作品だった。雰囲気が全く違ってて興味深い。

kenshuchu