劇場公開日 2020年6月5日

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「エロティックな悲劇の傑作」罪と女王 エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0エロティックな悲劇の傑作

2020年7月20日
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鑑賞方法:映画館

医師の夫と双子の娘と暮らす弁護士のアンナ。夫の前妻の息子をいいように食って、関係がバレそうになると保身に走る。残酷だった。義理の息子が可哀想で仕方がない。

終盤までは予想通りに展開するも衝撃の最終章へ。これは凄かった。これ以上ない罰があった。今年一番の悲劇ではないだろうか。

アンネを演じたトリーヌ・ディルホムが圧倒的。40代後半にさしかかった彼女がスッポンポンの熱演。『未来を生きる君たちへ』に大感動したスザンヌ・ビア監督の2012年の名作『愛さえあれば』でピアース・ブロスナンと究極のラブストーリーを演じたトリーヌ。今作では彼女の幾つもの表情と姿態に翻弄され続けた。堂々のエロくそチキン主演女優賞候補だ。

エロくそチキン