劇場公開日 2020年12月25日

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映画 えんとつ町のプペルのレビュー・感想・評価

全1167件中、81~100件目を表示

2.0物足りない

2021年3月8日
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鑑賞方法:映画館

「面白い、泣ける」という噂を聞いて映画を鑑賞しましたが、一言でいうと微妙です。

●ストーリー ★☆☆☆☆

・ありきたり。この一言に尽きる。
よくある感動的なシーンや展開をとりあえず詰め込みましたって感じ。先が読めるし“ストーリーに関して”は「おおっ」となる瞬間はなし。
ありきたりな演出に冷めてしまう。
・特に冷めた演出は、途中の挿入歌+映像という演出。
それ自体はいいと思うが、3回もいらん。
挿入歌に使われてる歌はいい歌だと思うが、なんか「取り敢えずいい感じの歌でいい感じの映像流しとこ」感が否めない。
安っぽく感じてしまう。

その他に細かいところで気になった点としては
・ギャグシーンがつまらなすぎ。よくあるようなギャグシーンだが、使い方がなんかズレてる。寒い。
・冒頭のあのハロウィンのシーンは引き込もうという算段だと分かるし効果的な気もするが、単純にくどい。逆に引いてしまった。
・その後のアトラクション的な展開もくどい。2人だけのグータッチからのおててパンパンみたいなやつも長いくどい。
なんだろう、冒頭に関してはとにかくくどかった。

●テーマ性 ★★☆☆☆

テーマについては、言いたいことは一応伝わってくるし、実際そのテーマについては賛同出来る。
しかし「夢は自分の力で掴む」「周りの声など気にするな。信じて貫け」
的な感じの今まで色んな作品で語り尽くされたようなテーマなのに、キャラクターに感情移入しにくい&シナリオがありきたりなせいで非常に薄っぺらく語ってるように感じる。

●キャラクター ★☆☆☆☆

・完全にストーリーの進行のために動いているようで、先ほども書いたが感情移入が出来ない。
キャラクター自身の考え、個性が取ってつけたようでイマイチ見えてこない。
それぞれのキャラの性格がブレブレ。

主人公は「心優しく素直で一直線」って感じだと思うけれど、主人公要素だけを詰め込んだ感じで
何かもっと性格自体に特徴的な欠点というか、そういうのが無いとキャラとしての強さが足りない。
プペルのキャラが立ってるだけにそう感じる。

特に気になったのは3人組のうちの、あの目が隠れ気味の子。あの子は一体なんなんだ。
立ち位置はサブキャラくらいなのに、通りすがりのキャラレベルのモブ感。
男2女1の構図をつくるためにとりあえず作ったけど持て余してる感が否めない。
あのポニテの女の子や、ボスみたいなイカしたおじさんもキャラを生かしきれてなくて勿体ない。
ストーリーの構成上、ありきたりなキャラを作りました感がすごい。
キャラデザは好き。

●演者 ★★★★☆

・声も合ってるし、演技も素敵でした。
誰が声を当ててるかなどの事前情報は知らずに観ましたが、主役の芦田愛菜さん、窪田正孝さんどちらも感情の込め方が丁寧でした。
その他のキャラクターも全体的に良く、違和感なく観れました。

●映像 ★★★★★

・とにかく綺麗で臨場感もある。キャラクターの表情も良く、素晴らしかったです。

●総評
声優や映像は良かったが肝心なキャラやストーリーが物足りなさ過ぎる。
普段から映画とかアニメとか、そういうのあまり観ない人だけは感動するだろう、というところです。

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ゆんけ

0.5何故にこんなことに

2021年3月7日
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(西野さんファンは読まないでください)

はっきり言って、絵は綺麗、キャラ可愛い、俳優さんたちの声優もほんとに合ってる、なのに、何故つまらない???
久しぶりに開演10分でスリーピングモードに入ってしまい、マスクをしていたこともあって気持ち良く夢の中へ。途中起きたのですが、いかんせん、ちらほら感じるメッセージ臭が、ストーリーにのめりこむことを防ぎますよねー。
人の心を動かす作品というのは、こういうことではないんですよねをー。

涙も感動もない感じでしたけどねぇ。

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なた

0.5全く面白くなかった。金のムダと思える作品の1つかな。

2021年3月5日
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鑑賞方法:映画館

個人的な意見としては、ポケモンの方が100倍面白いです。
マジ、金返して欲しいレベルでした。
あーーー時間のムダでした。ホントやになっちゃう。

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sinya sin55

2.5主張が激しすぎ

2021年3月5日
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描きたい事は充分なくらい伝わります。
でも、色々とモヤモヤする部分も。
総じて普通です。

絵本作家としても活動しているキングコング西野の絵本をStudio4℃によってアニメ化されたアニメーション映画。

アニメーション自体は綺麗です。
マインド・ゲームや海獣の子供を手掛けただけあって作画の緻密さやクオリティは非常に高いです。
えんとつ街の情景も個人的には結構好きです。

キャラクターの声優では、ごみ人間のプペルを演じた窪田正孝とルビッチの母親を演じた小池栄子が良かったです。
どちらも役に非常にはまっており、EDクレジット観るまで誰が演じているか全く解りませんでした。

音楽も好きです。
劇中で流れる秋山黄色の曲も良かったし、エンディングに流れる曲はファンタジックな映画の世界観に非常に合っていたと思います。

また、ストーリーに関してはルビッチとブルーノによる親子間の絆が劇中から凄く伝わって、本作において感動出来た所の一つです。
そして、「夢を見ることを笑うな!」という強いメッセージ性も全編にわたって伝わってきました。

ただこの映画、色々と詰め込み過ぎたのが最大の問題点である気がします。

まず、えんとつ街は数多くのえんとつから出る煙で空が覆われておりそれによって外の世界が見えなくなっているという設定。
外の世界を隠すための煙ではありますが、最初は風が少ない場所であるから煙が飛ばされないで済むと思っていたのですが、終盤で空を飛んでいる時は煙の雲が嵐で強風になっています。
恐らく、「夢を追っている時は嵐のように波乱がある」という意味で入れたのかもしれませんが、結局それを入れたことによって街の世界観におけるリアリティに欠けてしまいました。

また、プペルとルビッチが友達になる下りがだいぶ駆け足な気がします。
プペルのせいでルビッチは散々な目に合ってるのに、まだプペルとの絆を感じさせる場面が少ないのに「僕の友達になって!」とプペルに言うので、だいぶ描き方が浅いです。

あと、ルビッチはそもそも何故「空には星がある!」と狂信的に良い続けていたのでしょうか?
お父さんが星があると言ってただけなので、正直それだけで「星がある」と信じているのは少し危険な子にも思えます。
「星がある」と言うのであれば、もう少し根拠や証拠を見付ける下りも描いてほしかったです。

また、この映画は説明が多すぎます。
えんとつ街の秘密等を全編にわたって解き明かすような展開になっていくのかと思いきや、えんとつ街の正体や秘密はキャラクターの説明で殆ど明かされてしまうし、描きたいテーマもかなりキャラクターの説明で描かれていました。
説明を多く入れすぎてしまった事によって、キャラクターの会話や台詞にあまりリアリティが無いし、どこかキャラクター機械的で不自然です。

描きたいテーマ自体は良いと思います。
ですが、それをしつこい程に映画に詰め込んでしまった事によってだいぶ説教臭く感じてします。

映画の全体的な評価は高めですが、個人的には色々な所でモヤっとしてしまったのであまり好きになれませんでした。

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さうすぽー。

3.5素直に楽しめました、、

2021年3月2日
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冒頭からラストまで飽きさせる事なく楽しめました。既存の慣習を変えようとしたり、新しいことにチャレンジした経験のある人、これからやろうとしてる人には少なからず刺さるストーリーだ思います。
普段アニメはみないので、感情移入出来ないと思っていましたが素直に楽しめました。
ちなみにサロンのメンバーでも、西野さんのファンでもないです(笑)

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カナ

4.0絵がすごく綺麗でした

2021年2月28日
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鑑賞方法:映画館

話題になっていたので観たかったので
観れて良かったです。
映像が綺麗で、子供たちも喜んでいました。
ストーリーとしては、良かったと思います。
時々??ってなるところもあったけど🤭
最後、プペルがいなくなっちゃうところは
ちょっと寂しかったですね。あのタイミングで
居なくなっちゃうんだぁと〜もうちょっと
帰るところまで一緒だったら嬉しかったです。

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haru

4.5僕は鬼滅より面白かったけどな

2021年2月28日
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鑑賞方法:映画館

隣で見ていたのは、幼い兄妹。その他にも小さな子供が目立った。その子供たちが、鑑賞中はずっと静かだったのだ。これって凄いことじゃないか?

「楽しませる」というのを優先させるので、粗探しすれば色々出てくる。実際そこを指摘してひどい点数をつける人もいるようだ。

しかしまぁ、これは「絵本」なのよ。ゴジラだって特撮ヒーローだって、ツッコミ始めたらおかしな所はたくさん出てくるが、おとぎ話にそれは野暮ってものだと僕は思う。

最後らへんで西野を取り巻く状況を連想させる語りが出て来る。そこは別に要らんかな?と個人的には思う。

まぁ西野からしたら、そういうツッコミも想定内で、炎上するための燃料をあえて投入したのかも知れない。

ただ、それだけじゃないと思う。彼は割と本気で、この作品に人生を賭けた。その熱量が作品からは感じられた。最近見た中では1番面白かった。

たぶん、ひどい点数をつけた人たちも、内心は「結構面白かったけどね」と思ってるような気がする。

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ヒロ

4.0もっくもく

2021年2月25日
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鑑賞方法:映画館

煙に覆われたこの世界で、見上げる事をやめるな。

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Yui

4.0もったいない

2021年2月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

単純

映画の内容自体は全然悪くないし、むしろすごく良いと思う。わかりやすい内容で入り込みやすい。西野先生がしゃしゃりでなければもっと評価されるのになぁって感じでとても残念です。

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みちし

5.0優しい世の中になりますように。

2021年2月24日
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昨日初めてプペルを見てきました。
私は丁度1ヶ月前に西野さんのオンラインサロンへ入会しました。
ただプペルへの評価や
西野さんの
お客さんと見に行く事や副音声やトークショーで
興行収入を増やしているのに
何か違和感を覚えてモヤモヤしてました。
でも、昨日見て来て分かりました。
プペルには強いメッセージ性があります。
泣かせる為のストーリーではありません。
あのストーリーだからいいのです。
あの星を見たい、見せたいという
とてつも無く大それた夢では無いところがいいのです。
西野さんが思う世界がこうなって欲しい気持ちが
良く分かりました。
辛い思いをして闘って幸せになるでは無く
大きな夢や冒険の先のものでも無く
極ありふれた日常に対してのメッセージだからこそ
身近に感じこうありたいと思いました。
お金の為だけでは無い事が分かりました。
どぶ板営業してまで
沢山の方に伝えたい気持ちも分かります。
そして本気で世の中を変えたいのなら
お金も大切だと。
全てはその為の行動なのだと。
今まで観た映画の中で1番
心をうたれました。

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cocoro .i

0.5とにかくつまらない

2021年2月23日
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寝られる

つまらない。その一言に尽きます。

俺は正しい。
俺には素晴らしい才能がある。
だから絶賛されるべき。
俺の価値を理解しない奴は敵。
そういう馬鹿は信者の皆で叩き潰さないといけない。
この映画には、そんなメッセージしか込められていません。
非常に気味が悪い内容です。

また、映画としても三流以下でした。
脈絡の無さ、説得力の無さ、構成の雑さ、プロットの不出来さ
と、あらゆる点でガタガタ。

恐らく、
・「俺の才能を理解しない奴は叩き潰すべし」という主張をしたいという自尊心が先行し過ぎている
・某国内大手映画スタジオや某海外最大手映画会社、新進気鋭の大人気鬼斬りアニメ、この辺りを「倒す」事だけを意識し過ぎている
といった原因のせいで、物語としての内容が全く存在しないためです。

なんで急にアクションシーンが入るのか、
なんで急に歌い出すのか、
なんで唐突に仲良くなるのか、
なんで今まで馬鹿にしていた住民が急に味方になるのか

話の筋道と結果が一切何一つ全く全然繋がっていないため、上映時間が終わるまで耐えるのが非常に苦痛でした。

及第点をあげられるのは映像のみ
綺麗と言えば綺麗ですが、今は令和。
基本的に、今の時代に発表されるアニメ映画は全て綺麗です。
映像だけで勝負するのは難しいでしょう。
悪くは無いが、凡庸。

総合的に、かなり微妙な映画です。
時間の無駄でした。

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タクァ

1.0ツッコミの教材

2021年2月23日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

興奮

最高の作品です。ツッコミの教材としては。

流石お笑いをやっていた方の作品ですね。
観ている側がツッコミを入れずにはいられない程脚本が酷いです。
まあ簡単な矛盾に気付かずに作るわけないですから恐らく映画のシナリオ自体がボケで客がツッコミという新しいお笑いのスタイルなのでしょうね。

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リグレット

3.5キングコングファンです

2021年2月20日
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映画に行く前、予告などである程度予測して見に行く。
予測的中。
それでも楽しめたのでわりと高評価。
色彩が好き。
音楽も好き。
ただストーリー以外のこぉいったところが好みじゃない人はふーんで終わってくかも?

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TMGE

3.5期待し過ぎてガッカリしてしまいました。

2021年2月18日
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鑑賞方法:映画館

前評判が良かったので期待して見に行きました。
期待し過ぎたのが悪かったんだと思いますが、物語はよくある話でした。
予想通りの展開で予想通りの終わり方でした。
私は映画見ているとき眠ることはほとんど無いんですがこの映画を見ている時、眠くて眠くて仕方がありませんでした。
アニメーションは素晴らしく美しかったので綺麗な画面を好きな人にはおすすめです。

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なぎせつ

3.5CMを観て感じる通りの作品

2021年2月18日
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概ね、CMを観て感じる通りの作品でした。悪く言えば先が読める。良く言えば気持ちの良い王道。

感動はしましたし面白かったですが、それ以上は語りにくい、良くも悪くも予定調和の作品でした。分かりやすいテーマと分かりやすい感動、作品の主軸の1つであろう「父親」という部分も分かりやすく描写されていたと思いますし、広い世代が安心して観られる作品ではないでしょうか。

普段声優以外のことをされている方もキャストとして出ているとのことで、不安はありましたが、全く違和感は無く、むしろ、藤森慎吾さんの演技などはずっと観ていたいくらい魅力的でした。

西野さんの売り方や話しぶりを巡って極端な評価が多い印象ですが、映画としては良くも悪くも落ち着いた出来なのではと思います。

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笹本

3.5○プペ

2021年2月18日
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計8プペしました。
家族の合わせたら32プペです。
楽しかったです。ありがとう

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ナチュラル水

2.5兄弟で見に行きました。

2021年2月17日
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鑑賞方法:映画館

見に行きました。
話は面白くはないと思います。 前半の一時間ぐらいは本当に退屈でした。
でも映像は凄く綺麗で、音楽も凄く良いです。
少しウルっとする場面はありましたが、何回も泣くような映画ではなかったです。

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ぞうちゃん

0.5蛇足です

2021年2月17日
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絵本は好きでした。
何故なら短くまとめられ、描写のないところは物語の含みをもたらすので、読者の考察や物語を通して感じるものが良い意味で曖昧だったからです。
テーマの部分さえ理解できれば細部など気にする必要がなかったのが原作の絵本でした。
その点この映画は、劇場版としたため尺の関係で話に蛇足が多くなり、具体的な描写を増やしたことにより物語のメッセージ性が酷く狭まり陳腐なものとなってしまっていました。
逆に、原作絵本の時点でこの劇場版と同等のイメージで描いていたとなれば、絵本自体の評価さえ下げざるを得ません。
それだけ蛇足の映画でした。
また、他の方も書かれていますが、劇場版の売り込み方においても、ビジネスとしての側面が強すぎて共感できません。
19円で感想を書かせているやり方にも賛同しかねます。
作品作りをなめているからこういう代物が出来上がるのではないかとさえ思えてしまいました。

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FutureGames

5.0特に気になる否定的な意見が出る理由。

2021年2月16日
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ここを見てる人は賛否両論がすごく激しくて、特に否定的な意見が気になるところじゃないでしょうか??

ぼくもそうでした。

公開前はすごく楽しみだったけど声優が芸能人ということで、アート性よりビジネス色の強い映画になってしまったのかと、否定的な意見の通りかなと、映画館から足が遠退いていました。

ただ、気にはなっていたので様々な感想を聞いていくうちにあることを思いだしました。

10年ほど前、僕が1年間の海外生活を終えて帰国し、個人をより尊重して伸び伸び暮らす海外生活の素晴らしさ、経験を友達などに話したときです。

素直に共感して感心したり話を楽しんでくれる人と、全く理解しようとせず上の空だった人に分かれました。
(話し方の上手い下手もありますが、、、)

それ以来、海外生活の話しはあまりしなくなったんですが、どうやら似たような経験のない人には海外生活の良さがなにがなんだか本当にわからないようです。

たまに不機嫌になる人もいて、プペルの否定的な感想もそれに近いものを感じたので誤解ないよう見てみました。

海外生活をした人としたくても出来ない人。

自分のやりたいことをやり続ける人と、自分の気持ちを抑え、嫌な仕事でも堅実に一生懸命がんばってる人。。。

おかしい事を我慢する人と良くなるよう変えようとする人。

この映画は境遇や生き方が違う人によって
全く異なる感じ方になる、非常に強いメッセージの込められた作品だと思いました。

浦安鉄筋家族やMEMORIESを手掛けるSTUDIO4℃さんのアニメーションは素晴らしく、小島裕規さん、坂東祐大さんの音楽もアニメーションとストーリーを大いに盛り上げてくれる素晴らしさ。

挿入歌も映画のために作られた世界観を盛り上げる曲だし、心配してた声優はバッチリ!

散りばめられた伏線も十分回収していると思う。

「打倒ディズニー」と言っていたけれど、ディズニーとプペルには大きな違いが一つあると思った。

ディズニーは、物語の世界観を何より大切にして、何者の介入も許されない特別な世界なのに対し、プペルは作者の出会った人達と作り上げる裏方的なこともひっくるめてエンターテイメントとして取り入れて一つの作品になっているんじゃないかなと思った。

そこは外国人と日本人の文化の違いという意味で、その身近さが違いとして現れたと言っても過言ではないのかもしれないけど。。。

感動して泣きたかったら思い切り泣いてもいいし、受け入れられなかったら思い切り批判してもいい、
芸術にとって最も大切な「表現の自由」から、お客さん側にとって大切な「感じ方も自由」ということを考えさせられる作品なのかもしれない。

クリエーター達の才能をそれぞれ十分発揮させ、これほどのクオリティ高い作品の総指揮をとるのは並大抵の事じゃないと思う。

色んなモヤモヤした思いを代弁し、吹っ飛ばしてくれた映画「えんとつ町のプペル」。

エンドロール終わっても余韻が残り続けて席を立つのも忘れるくらいでした。

これからこの映画が世界中で活躍し、たくさんの人の心へ届いてくことがとても楽しみです‼️

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44.1kt

0.5映画に宗教を持ち込まないで欲しい

2021年2月16日
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鑑賞方法:映画館

何だろう、とにかく最初から最後までつまらなかったです。

西野亮廣氏の言いたい事をとにかく詰め込んだだけの、怪文書ならぬ怪映像です。

全てにおいて脈絡というものが存在しない為、
「妙ちきりんな性格のキャラが妙ちきりんな行動を突如起こし、妙ちきりんな理論を垂れ流して、妙ちきりんな解決方法で解決し、妙ちきりんな大団円」という風にしか見えません。
プロットレベルから設計ミスしている気がします。

冒頭のアクションシーンが始まる理由が謎。音が聞こえただけで何故法律を破ってまで追いかけるのか分からない。(理由は簡単、主人公だからという雑な理由)
突如歌って踊り出す意味が分からない(ディズニーを意識したんでしょうね)
いちいち挿入される歌の意味が分からない(新〇監督を意識したんでしょうね)
子供向けの筈なのに、「異端審問官」という存在が出てくる。警察や警備隊ではダメだったのか?(西野亮廣氏が自分の才能を認めない人達のメタファーとして生み出した存在だからでしょうね)
何故住民が急に洗脳されるのか?

何から何まで分からないだらけです。

反面、西野亮廣氏の言いたい事は強烈なまでに主張して来ます。
その言いたい事とは、要約すると
「俺は凄い奴だ。俺の価値を認めない奴は馬鹿だ。俺はそいつら馬鹿のせいで活躍ができない。愚民達は俺が教育してやらないといけない。それでも反抗する馬鹿を叩き潰したい。」
です。
「夢を見続ければ~」なんてメッセージはこの映画には存在しません。「俺を褒め称えろ」が正しいメッセージです。

この、薄ら寒いメッセージをビシバシと投げ付けて来るのに、上述の通り脈絡がとっ散らかっている為、観賞中だんだん気分が悪くなって来ます。
新興宗教とか、意識高い系詐欺団とか、その手の人達が勧誘して来るような状況に似ています。
ただただ頓珍漢な主張を押し付けられ続けるので、とても疲れます。

全体的に、映画という体を成していない、かなり残念な映画です。
映画と呼ぶのも躊躇われます。

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Glen