「とにかくつまらない」映画 えんとつ町のプペル タクァさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかくつまらない
つまらない。その一言に尽きます。
俺は正しい。
俺には素晴らしい才能がある。
だから絶賛されるべき。
俺の価値を理解しない奴は敵。
そういう馬鹿は信者の皆で叩き潰さないといけない。
この映画には、そんなメッセージしか込められていません。
非常に気味が悪い内容です。
また、映画としても三流以下でした。
脈絡の無さ、説得力の無さ、構成の雑さ、プロットの不出来さ
と、あらゆる点でガタガタ。
恐らく、
・「俺の才能を理解しない奴は叩き潰すべし」という主張をしたいという自尊心が先行し過ぎている
・某国内大手映画スタジオや某海外最大手映画会社、新進気鋭の大人気鬼斬りアニメ、この辺りを「倒す」事だけを意識し過ぎている
といった原因のせいで、物語としての内容が全く存在しないためです。
なんで急にアクションシーンが入るのか、
なんで急に歌い出すのか、
なんで唐突に仲良くなるのか、
なんで今まで馬鹿にしていた住民が急に味方になるのか
話の筋道と結果が一切何一つ全く全然繋がっていないため、上映時間が終わるまで耐えるのが非常に苦痛でした。
及第点をあげられるのは映像のみ
綺麗と言えば綺麗ですが、今は令和。
基本的に、今の時代に発表されるアニメ映画は全て綺麗です。
映像だけで勝負するのは難しいでしょう。
悪くは無いが、凡庸。
総合的に、かなり微妙な映画です。
時間の無駄でした。
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