「鬼滅の刃とは違った意味で涙があふれました。」映画 えんとつ町のプペル 洋平さんの映画レビュー(感想・評価)
鬼滅の刃とは違った意味で涙があふれました。
この映画の少し前に鬼滅の刃を見て号泣できたので、つい比べてしまいますが、プペルは中盤辺りから延々と涙が止まりませんでした。
もしかしたら、遠い過去の夢をあきらめた自分の、悔しさや悲しさという感情が揺さぶられたのかもしれません。癒されたのかもしれません。
映画館を出た後も、なんでこんなに泣けたのだろう?というくらいうまく言葉にできない。
説明できない感覚があって不思議でした。
映画の設定が、現代の世の中の縮図になっていて、自分が理解できないもの、よくわからない(常識外の)ものは叩く、という風潮に一石投じたテーマです。
「もっとやさしく楽しい世界にしたい」という西野さんの願いがストレートに表現された映画でした。
えんとつ街の成り立ちや、個々のキャラクターの人間味など、謎のままで終わってしまった部分や、セリフや音楽が合わないように感じてしまったところは、残念なところです。
ですが、この謎が次回作などで明らかになったり、良くなっていくのが楽しみです。
2020年最後に素晴らしい作品を見せて頂けて感謝です。
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