劇場公開日 2020年12月25日

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「生まれて初めて、映画で泣いた!!」映画 えんとつ町のプペル なんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0生まれて初めて、映画で泣いた!!

2020年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

結論から言うと、人生で1番の映画でした。

映像は言うまでもなく素晴らしく、キャラクター1人1人が際立っていていたことはもちろんですが、
1番の見どころは、ストーリーの重厚感。

夢を見れば笑われて、否定され叩かれた、西野さんの自叙伝として作られ始めたこの映画は、コロナ禍を経て、誰もが他人事ではなくなった物語となった気がします。

SNSで誰でも簡単に情報発信ができ、調べれば簡単に答えが分かる世の中になった今、いままで
誰もやったことのない「正解のないこと」をしようとすると、必ずそれを批判する人がいます。

他者に自分の価値観や、正義を押し付けることが当たり前になった世の中に嫌気がさしていた私にとって、とても救われる映画となりました。

この映画には、夢を持って実行する人だけでなく、それぞれの立場で自分の正義を貫こうとする人、夢を持っていたのに折り合いをつけて諦めてしまった人、その夢を影ながら応援し続けている人などたくさんの立場の心情も垣間見ることが出来ます。

今の自分はどんな立場で、本当はどうしたいのかを考えるいいきっかけをくれる作品でした。

私にはもうすぐ3歳になる息子がいます。
分からないものを怖がり否定したり、自分と違う価値観を拒否してしまうような人間にならないように、もう少し大きくなった時にもう一度この映画を見せてあげたいと思います。

なん