「西野氏の壮大なる自叙伝」映画 えんとつ町のプペル 大輔さんの映画レビュー(感想・評価)
西野氏の壮大なる自叙伝
尋常の映画ではない。
王道の感動ストーリーはもちろんだが、彼が今までさんざんブッ叩かれてきた人生を使って、同じように苦境にいる者を救い上げようとする企みとしか思えない。
「2:6:2」の法則の話のような、ストーリーにまったく関係のない脇役の軽口など、深い示唆がいくつも散りばめられている。
見る者が気づかぬうちに、この映画を見ていくつも月日が流れたのちに、それは奏功してくるのかもしれない。
まるで、言葉のサブリミナル効果のようだ。
そして何よりも私にとって素晴らしかったのが、自分の中のアントニオが少し影を潜めたことだ。
西野さん。あなた自身を伝えてくれてありがとう。
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