劇場公開日 2020年12月25日

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「映画版 えんとつ町のプペル」映画 えんとつ町のプペル WITHWINDさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0映画版 えんとつ町のプペル

2020年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

個人的には、耳障りのいい心地良い「耳への刺激」がすごく印象的な映画だった。SEもBGMも丁度良い塩梅。音楽も空間演出できている映像作品ってそう多くないだけにすごく印象に残った。

映像もただ「細部まで書かれただけの絵」じゃなく、フルCGの繊細さや奥行きはありつつ、やわらかいタッチで包まれてて、キャラクターもヘタなカートゥーン仕上げじゃなく手が込んでるなと思うくらい世界に入り込んでいて、どれだけの労力が注がれているんだろうかと、震えるくらいシーンごとの表現演出に感動しました。

ストーリーも絵本の中では描かれてなかった部分はふんだんに描かれてて、あれだけYoutubeやメディアやオンラインサロン内で情報がダダ漏れしていたのにもかかわらずに驚きと刺激の連続だった。特に特定のキャラクターに自分が重なってしまったあたり、「リアルな疑似体験」すらできてしまう導線の引き方は、ほんとすごいなーと思うばかり。思わず泣いちゃいました。

映画館で買えるパンフには「伏線」情報もちらほら書いてあるので、そういうのを読んだ後に観ると、また違った「見え方」がするので2,3度観ても楽しめそうです。

WITHWIND