「サロンメンバーですが大絶賛するほどではなかった。」映画 えんとつ町のプペル かさこさんの映画レビュー(感想・評価)
サロンメンバーですが大絶賛するほどではなかった。
やや作品として物足りないというか
気になる部分もあり少し寝てもしまった。
ネタバレになりますが
まずはエンドロール。
これも期待値あげすぎて大失敗した例じゃないか。
エンドロールがすごい。誰も立たない。
拍手がなりやまない
みたいなめちゃ事前期待値あげられたわけですよ。
で、そのエンドロールがほとんど文字だけ・・・。
がっかりすぎた。
期待値が高かっただけに。
そもそも一番不満なのは煙を吹き飛ばして
えんとつ町に青空が戻ってきて
次の日の朝、陽がさすわけですよ。
そこをもっとみたい。
だってそこが希望であり
結末でありハッピーエンドなんだから。
でも町に陽がさすシーンが
あっという間に終わってしまい
文字がほとんどのエンドロールに突入してしまう・・・。
がっかりすぎ。
あの素晴らしい主題歌にあわせて
暗黒の町から希望の町になった
昼間の様子を映し出しながらの
エンドロールだったら大感動だったはず。
これほんともったいない。
あとは主人公とゴミ人間以外の
キャラがあまり際立たないこと。
たとえばえんとつそうじの人で
裏切った人どうなったの?とか
裏切られて怪我したあの人
結局どうなったのとか
主人公をなぜあの男の子は
いじめていたのかもうちょっと
掘り下げたシーンがあっても
よかったんじゃないのとか
そこの仲間に入っている
女の子と男の子にもう少し
活躍のシーンがあっても
よかったんじゃないかとか、
バズーカーみたいなのを持って
味方してくれてるお姉さんって何者なのかとか
そういうのが薄いんですよね。
あとこれはジブリ映画とかでも問題になるやつだけど
重要な役割のキャラが
オリエンタルラジオ藤森慎吾さんで
しかもそのキャラがやたら出てきて
セリフも多くて長いせいか
そのキャラがしゃべればしゃべるほど
チャラ男映像が脳内に出てきちゃうんですよね。
ジブリ映画とかでも
有名人使うとそのイメージになっちゃうから
ちゃんと声優使った方がいい
っていう感想ってあるんだけど
まさにこのプペルでは藤森さん・・・。
声は素晴らしいし藤森さん好きだけど
映画のキャラというより
チャラ男イメージでしか聞こえてこない。
あとは異端を排除する側の
敵のキャラが印象薄すぎるのも非常に残念だった。
もっとキャラ濃くて印象に残るような感じだと
作品に深みが出るはず。
前半はやや正直間延びしている感はあった。
この映画ってどういう物語なんだろう
ってことがわからないまま
なぜハロウィン踊りが
あんなにも長い時間とるんだろうとか
もっと短くしてテンポよくした方がいいよねとか
ゴミ人間と主人公が
ジェットコースターのごとき
ぐるぐる行くシーンとかも
そんなに必要あったのかなとか。
ややその辺が間延び感、退屈感があった。
もっと時間をかけるべきシーンが足りなくて
時間をかけなくていいシーンに
時間をかけすぎている。
だから途中で何度か寝ちゃった。
寝たっていっても数十秒だけど
わずか100分の映画で寝させちゃうって
作り方に問題があるんじゃないかなと。
その点ジブリ映画もそうだし
ディズニー映画もそうだし
鬼滅映画もそうだけど寝る暇がない。
こうした映画と比べることが
間違っているのかもしれないけど
でも西野氏はこうしたトップクラスの映画を
超えたいと願っているなら
テンポが悪いところとかは
徹底してつぶしてかないと超えられないかなと。
プペルみていて
「あーやっぱりジブリ映画ってすごいんだなー」とか
「ディズニー映画ってすごいんだなー」って
逆に思ってしまった。
いろいろ細かい点をあげて批判しているのは
別に西野氏を叩きたいわけでもないし
このプペル映画を叩きたいわけでもない。
というかほんと絶賛レビューを
書く気満々で映画見に行って
それ書いた方がサロンメンバーからも
西野氏からもよく思われるので
こんなこと書いても単に
いやなやつに思われるだけ。
でも私は別にサロンメンバーだろうが
西野氏やメンバーに忖度して
正直じゃない絶賛レビューなど書く気はないし
この映画ってサロンメンバーなど
内輪だけで絶賛しているだけだと
多分一般の人に広がらない
んじゃないかなという思いもあって
正直に書いてます。
同意します。私も元サロンメンバーでしたが、映画を見て脱会しました。夢を笑うな!(夢見る者こそ正義)のゴリ押しがキツかった。
キャラが薄くて作者の説教映画になってますし。
言及されているようにいじめっ子側の言い分は聞かず、夢に折り合いをつけたアンチとして一方的に断罪する展開や、空を晴らすと争いの絶えない外界が攻めてくるリスクを犯すラストも共感しづらい。
要するに己の正義だけで突き進み、他者の意見やリスクはお構いなしという、一方的で寛容性のない姿勢。
それは吉本の社員の個人名を晒したり、感染を危惧したしおりさんを癌扱いする姿勢とも同根でしょう。
ドリーマーは別に正義の味方ではないはず。
最近、少し暴走気味というか、安易にアンチに認定する炎上商法に走り過ぎているように感じます。
えんじょう町のモラルが問われているかと。
長文、大変失礼しました。
本当に同感です…サロン内で呟こうものなら袋叩きでしょうね…泣
サロンや映画で理念としている「声をあげても叩かない」の真逆をいっていて皮肉な感じですよね…このままだとフラットなメンバーは離れていくのかもしれませんね。「井の中の蛙」にはなりたくないのでこれからはキチンと情報を取捨選択してサロン活動とは一定距離を保ちたいなと思います…公の映画レビューサイトでは公平な評価を頂戴し、次の活動に生かす事を考えて頂きたいですね。西野さんのされている活動は素晴らしいと思うので「裸の王様」にはなって欲しくないですね…