「人の信じる心を踏みにじる権利なんて誰にもない」映画 えんとつ町のプペル SHiHOさんの映画レビュー(感想・評価)
人の信じる心を踏みにじる権利なんて誰にもない
今年最後に観る映画はこれにしようと決めていました!
コロナで大変な1年だったけど、
最後を締めくくるに相応しい、最高の映画でした!
スタートから感じる映像のクオリティの高さ!
ストーリーから伝わる、私たちに伝えたい熱い思い!
そして、なんと言っても声優陣の豪華さ!
良い大人が気付いたら泣いてました、、笑
最初から中盤にかけては、
割とありきたりなストーリーだな〜と感じていて、
ここからどう感動させられるんだろうかと半信半疑でしたが、
終盤に行くにつれて、やられました、、!
もうボロボロと涙が出てくる。。笑
映画で表現してあった通り、
今の時代は良くも悪くも個性が無い。
大多数が向いてる方向と違う方向に一人で向かう勇気を持てない人がほとんど。
"自分自身の意見"を表に出せないまま、
気付けば周りに埋もれてしまう。
それでも信じる道に向かってまっすぐ進む人、
希望を抱き、夢を諦めない人がいて、
見てもない、やってもないことに蓋をして、
人が信じるものや夢、可能性を他人が否定する権利はない。
"諦める理由ばかりを探して、立ち止まるなよ"
そんなどストレートな熱い思いがひしひしと伝えられているような気持ちになります。
きっと、この世の中には、
アントニオのような人で溢れているんだと思う。
この映画を観ながら、ふと社会人1年目の頃の記憶が蘇った。
やる気に満ち溢れて毎日頑張っていたのに、
そのやる気があり過ぎる姿をバカにして嘲笑う先輩たちがいました。。
笑われ、バカにされることがストレスになり、
気が付けば、私のやる気は無くなっていました。
人のやる気や希望や夢は、こうやって消えていくんだ、、
と身を持って体験したことがあり、
私はこの映画を観て、涙が止まらなくなりました。
1年目の頃にこの映画と出会っていたかったなぁ、、と。
歳を重ねれば重ねるほど、
夢や希望を持つことが減ってくる、、
だからと言って、
人の信じる心を踏みにじる権利なんて私たちにはない。
むしろ、その心が消えないように
背中を押せる大人になりたいと思えた。
大切なことを思い出させてくれる、
本当に素晴らしい映画でした。
西野さん、さすがです!!
この映画を観て、多くの人の心が少しでも動きますように。
p.s
結局お父さんの真相が知りたかったけれど、、笑
絵本だし、夢は崩せませんよね。笑
自己啓発系のストーリーなので、
そーゆうの嫌いな方には響かないかも、、
あと、君の名は。以降、
歌詞ありの挿入歌をばんばんに使う映画が増えたけど、
あれは君の名は。とRADWIMPSだったから良かったわけで、、
歌詞あり挿入歌、ほんとやめてほしいな、、
そこだけ引っかかりました。笑