劇場公開日 2020年12月25日

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「普通の良作、本職声優ではない方の演技が光る」映画 えんとつ町のプペル えくさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0普通の良作、本職声優ではない方の演技が光る

2020年12月27日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

キングコングは普通に好き、原作未読、製作中のこぼれ話みたいなのはYouTubeで見た、という状態で見ました。

感想としては「手放しで絶賛するレベルではないが酷評する理由もない良作」という感じ。
西野亮廣のことが嫌いな人が見れば駄作になるし、好きな人が見れば最高の作品になる、というくらいどちらにも転び得る位置ですが、何も考えずに見れば基本的には面白いと感じる方が多いのではないでしょうか。

「虐げられていた夢追い人が紆余曲折の末、成功を掴む」というストーリーがメインにあるので展開はありきたりで臭いと言えば臭いです。ここが西野による説法地味た部分になるのでそういうのが嫌いな人は引っかかると思われます。しかし王道ストーリーではあるのでカタルシスは得られます。

説明調になる部分、それいる?という苦しいシーンが所々ありますが、伏線を張る、それを回収するという点においては捻りのない回収の仕方ではありますが全くブレていないので不完全燃焼感が少なく、スッキリ見切ることができる作品です。

西野が嫌いならまずそこまで楽しめないから見ない方がいいです。多分腹立つので。
西野が好き、もしくはどっちでもないという方は見たほうがいいです。多分楽しめるので。

自分は楽しめました。

映画自体の評価は☆3でしたが、本職声優ではない方の演技が違和感なく、素晴らしかったので☆4としました。
クレジットを見て「え、あの人だったの?!」と思わされる方もちらほらいらっしゃいました。

あと西野亮廣が鑑賞後の拍手を推奨しているのでクレジットが流れ終わると拍手が巻き起こる場合があるそうです。
そういう信者っぽい空気が苦手な人はレイトショーなど比較的ただ映画が好きな人が多い時間に行くことをお勧めします。

えく