「結局自分はどっち側の人間になりたいか」映画 えんとつ町のプペル Yuさんの映画レビュー(感想・評価)
結局自分はどっち側の人間になりたいか
クリスマス当日に公開されたキンコン西野さんの映画。
彼の生き様そのものが投影されたような物語で、彼は逆境の中で上を見続けることでこの映画を完成させたのだなと重なる部分が多々あった。
確かに、この物語に対してそんな理想を語ってもだとか、押し付けがましいとかただの信者だとか浮世離れしているとか思う人もいるだろう。自分も一度はそう考えた。だから賛成できない人の気持ちもわかる。
しかし、この状況は現社会と極めて似ている。
だとすれば、結局重要なのは自分はどっち側の人間として生きていきたいかということである。
映画では「信じ抜く」という言葉での表現が多いが、それ以上に「真実を知りたい」という気持ちが彼らのエネルギーになっているように感じた。だから彼らは目の前の恐怖や不安を乗り越えて孤独でも真実を確かめに行けるのだと思う。そしてその勇気と覚悟は多くの人の心を動かし仲間を集める。
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