「可能性を閉ざす雲煙の下で。」映画 えんとつ町のプペル bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
可能性を閉ざす雲煙の下で。
作画とアニメーションの緻密さと、リリカルでアナログで暖かい音楽に、最初の1分から虜。そこから、ずっっと切ない感覚に捕われたままでジャスト100分。物語は控え目なファンタジーにして、リアリズムを忘れて来たお伽話。
友達の居ない男の子とオバケの友情。仲間から孤立した孤独感や疎外される辛さ。母と子の2人ぼっち家庭の寂しさ。恐怖と闘いながら煙突に登る少年の健気。
もう、切なさ全開設定の数々に、コメディなキャラや不穏な管理社会の恐怖感が被って来ます。伏線張って回収、の手際も小気味良く。コレが泣かすネタになってて、えぇ感じです。挿入歌が、浮いてるのは気になったけどw
もとからツーベースくらいの期待感でしたが、ホームランだった。しかも場外。軽く泣けるくらいの感動が良かった!
やっぱり。アニメは我が国のモノが一番だすねー。なんて事を思いながら、崩れて落ちて行く彼を見ながらホロホロしてしまいました。
良かった!とっても!
と。ついでに。
幾つかの場面に宮崎駿さんを感じた。トロッコからのシーンや、気球船でのスーパーマン振りとか。反乱側と体制側の衝突が、ただの喧嘩にしか見えないとか。なんだか「コナン」の頃の宮崎駿じゃないでっかw
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12/26
脇役キャラが魅力的だった。人を立ち止まらせてしまうおしゃべりモグラ、肉厚ぬりかべな煙突掃除マッチョ、キュートな火炎放射女子(彼女主役でスピンオフ頼む)、などなど。中でも一番良かったのが、友達じゃない友達3人組!
可能性を閉ざす煙が消えた世界で。青空を見上げて、星を見上げて、世界を変えて行けよ、子供達!
って事で。
なんか、やっぱり良いです。
甘っちょろい話ですけどね、絵本だけにw
bloodtrailさん、大丈夫でーす!予習し過ぎるほど私、真面目でないです。テスラ!モスラ?bloodtrailさんが言ってたのを覚えていただけです!理系でないからこそトライ!です。理系が駄目なのはもう夫&息子に痛めつけられ、あざ笑われ…なんて悲しい女の一生なのでしょうか?要するに算数レベルで私、駄目みたいです。
bloodtrailさん、こんばんは!全然関係ない所にまた来てしまいました!テスラ!エジソンの時に教えて頂いた天才!bloodさんがおっしゃてたように映画で見れますね!来年の3月かな!楽しみです。